オレスト・ミハイロヴィチ・ソモフ

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ソモフの妖怪物語 ロシア名作ライブラリー

オレスト・ミハイロヴィチ・ソモフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903619255
ISBN 10 : 4903619257
フォーマット
出版社
発行年月
2011年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
17cm,196p

内容詳細

ロシア文化発祥の地ウクライナは、多くの民間伝承が残り、妖怪たちの住む故郷でもあった。森の魔レーシイ、水の精ルサールカなど様々な妖怪たちの姿を、初めて本格的にロシアの小説に取り込んだソモフの妖怪物語集。

【著者紹介】
オレスト・ミハイロヴィチ・ソモフ : 1792‐1833。ウクライナに生まれ、地元の大学を卒業した後にロシアの首都ペテルブルグに上り、詩や散文の創作、雑誌編集の仕事を手がける。20代後半にヨーロッパを旅して当時流行の文学潮流にふれてからさらに旺盛な批評活動を展開し、のちにデカブリストとなる政治的活動家の文学者とも交流。1825年のデカブリストの乱のあとはジャーナリスト・作家として活躍したが、39歳の若さで他界した。ロマン主義文学者としてプーシキンや同郷のゴーゴリの先輩かつ友人であったが、没後ながらく忘れられ、150年を経て小説集がはじめて刊行され、現在はロシアの妖怪物語の原点に位置する作家としても高く評価されている

田辺佐保子 : ロシア文学研究・翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あたびー さん

    #日本怪奇幻想読者クラブ ゴーゴリ、プーシキンと共に19世紀ロシアの怪奇幻想小説界に並び立ちながら、長らく忘れ去られていたソモフの語るウクライナの妖怪譚。ルサルカ、キキモラ、レーシイなどロシア妖怪の大立者に古ロシアの英雄や民衆の絡む物語を、語り聞かせるような文調で綴るとても魅力的な短編集だった。事程左様にロシアの妖怪と民話の魅力はわたしを捕らえて離さない。特にドヴォルザークのオペラ「ルサルカ」では哀切な美しいアリアを歌いあげる水の精ルサルカにまつわる怖ろしい物語は水で死んだ娘の悲劇と共に忘れられない。

  • ワッピー さん

    ウクライナの妖怪譚。やけにあっけなく向こう側に引き込まれる英雄とか、家に憑く精霊の復讐、死者の富と幸運などロシア風味はあるけれども、他国に共通する要素もありますね。ワッピーが気に入ったのはおバカなイケメンと肝っ玉娘のロマンスの「人狼」でした。

  • sibasiba さん

    ウクライナの妖怪を題材とした小説集。ポーランドが基本悪役なのは東欧で狂犬の如く荒らしまくった時代の名残か。『キエフの魔女たち』のサバトが圧巻だが小骨遊びが題材の『寡婦の息子ニキータの話』が一番好き。基本的にバッドエンドが多いかな。

  • とまと さん

    わくわくする。プーシキンの親友でありゴーゴリの先輩であるソモフの妖怪物語。ゴーゴリ『ディカーニカ近郷夜話』を読んでウクライナの妖怪に興味が湧き読んでみた。水の精ルサールカ、魔女たちの夜宴(サバト)、吸血鬼、鬼火、キキモラ、小骨遊び(パープキ)、人狼。妖怪ものに更に興味が湧いた。訳者あとがきを読んでまた読みたい本が増えたよー!うれしい悲鳴。群像社のロシア名作ライブラリーは岩波で出されていないものもあっていいなと思って群像社のHPに行ったら“ロシア文学の”と冠がついていて慄いた。

  • おおかみ さん

    ウクライナに残る民間伝承――森や川に棲む妖怪の姿をプーシキンやゴーゴリに先駆けてロシア文学に取り入れたのがソモフである。「ロシアほど俗信、伝説、神話が多様で豊富な国はない」という主張もさもありなん、広大な国土イメージも手伝って、神話的想像力の豊かさを実感する。シンプルな説話集という印象を受けるが、それぞれ語り口に工夫が凝らされていて、「昔々、……」で始まる作品もかえって新鮮である。

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オレスト・ミハイロヴィチ・ソモフ

1792‐1833。ウクライナに生まれ、地元の大学を卒業した後にロシアの首都ペテルブルグに上り、詩や散文の創作、雑誌編集の仕事を手がける。20代後半にヨーロッパを旅して当時流行の文学潮流にふれてからさらに旺盛な批評活動を展開し、のちにデカブリストとなる政治的活動家の文学者とも交流。1825年のデカブ

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