オルフ、カール(1895-1982)

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CD 輸入盤

カルミナ・ブラーナ ヨッフム&ベルリン・ドイツ・オペラ管

オルフ、カール(1895-1982)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
447437
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD

商品説明


カール・オルフの出世作《カルミナ・ブラーナ》は、その冒頭部分が映画やテレビCMで使用されたことで、現代作品としては異例なほどの人気作品となりました。1967年に録音されたこのヨッフム盤は数多いこの作品のCD中とりわけ評価の高いもので、プリミティヴな迫力という点ではいまだ他の追随を許さない名盤です。

 ちなみに、ヨッフムにはバイエルン放送交響楽団を指揮した1952年のDG盤もあり、そちらもマニアには人気が高いのですが、今回は、音質等、考慮してステレオ再録音盤をご紹介することに致します。

トラック1《おお、運命の女神よ》
 60分を越える全曲のプロローグにふさわしい壮烈なヴァイタリティに溢れ、一度耳にすれば容易に忘れられません。

トラック2《運命の女神の与えた痛手を》
 野太い合唱と、ピアノ2台を加えた大規模な打楽器群が織り成す壮烈音響が圧巻です。ヨッフムは小細工抜きの剛直きわまる力押しで、作品の原始的活力を赤裸々に表現しています。

トラック3《春の愉しい面ざしが》
 早春の芽吹きを思わせる軽やかな序奏に導かれ、コーラスが古代旋法に基づく神秘的なメロディを歌います。

トラック4《太陽は万物を整え治める》
 バリトン独唱が生命の神秘を優しく歌います。F=ディースカウのデリケートな歌い口が印象的。

トラック5《見よ、今や楽しい》
 コーラスとオケによる生命賛歌。春の訪れを喜ぶ庶民的な活力が聴きもの。

トラック6《踊り》
 オケのみによる間奏曲。民族舞踊に基づく活気あふれる音楽です。

トラック7《森は花さき繁る》

トラック8《小間物屋さん、色紅をください》
 ともに村祭りのひとこまといった趣の陽気な曲。

トラック9《円舞曲》
 緩・急・緩・急の4部構成による対比が聴きどころ

トラック10《たとえこの世界がみな》
 急の部分を引き継いで始まる歓喜の歌。トランペットのファンファーレと爆発的な合唱が、第1部を力強く締めくくります。

トラック11《胸のうちは、抑えようもなく》
 酔漢の酔いに任せた自暴自棄の歌。F=ディースカウ得意の性格表現が光ります。

トラック12《昔は湖に住んでいた》
 酒の肴に供せられる我が身を儚む白鳥の歌。ドイツ最高の性格テノールと謳われたシュトルツェの強烈歌唱が圧巻。

トラック13《わしは院長さまだぞ》
 F=ディースカウも負けず劣らずで、その異様なまでの表現力には目を見晴らされます。

トラック14《酒場に私が居るときにゃ》
 男声合唱の粗暴なパワフルぶりに仰天。オペラの実演で鍛えたコーラスならではの力技が、猥雑な第2部に痛快な幕引き役を果たしています。

トラック15《愛の神はどこもかしこも飛び回る》
 愛らしい少年合唱とソプラノ独唱(乙女)で始まります。

トラック16《昼間も夜も何もかもが》
 バリトン(若者)が愛への憧れを、

トラック17《少女が立っていた》
 では乙女が愛のときめきを歌い上げます。

トラック18《私の胸をめぐっては》
 バリトンが高まる胸の内を吐露、合唱はそんな若者をそそのかすように、

トラック19《もし若者が乙女と一緒に》
トラック20《おいで、おいで》
 と囃し立て、一方、乙女は

トラック21《天秤棒に心をかけて》
 に揺れる思いを託します。この曲はシャルロット・チャーチが取り上げたことでも知られていますが、ヤノヴィッツの美声はまた格別。

トラック22《今こそ愉悦の季節》
 では、いよいよ若者が乙女に求愛。問答を繰り返す二人を、合唱と少年合唱までもが力強くもり立て、乙女はついに若者の愛を受け入れます。

トラック23《とてもいとしいお方》
 は乙女の喜びを表すソプラノの超高音が聴きどころ。

トラック24《アヴェ》
 合唱は愛の成就を高らかに祝福します。

トラック25《おお、運命の女神》
 冒頭のナンバーが再び現れ、壮大な愛と命の一大スペクタクルは大団円の内に幕を閉じます。

収録曲   

  • 01. Fortune, Empress Of The World: O Fortune
  • 02. Fortune, Empress Of The World: I Bemoan The Wounds Of Fortune
  • 03. I Spring: The Merry Face Of Spring
  • 04. I Spring: The Sun Warms Everything
  • 05. I Spring: Behold, The Pleasant Spring
  • 06. On The Green: Dance
  • 07. On The Green: The Noble Woods Are Burgeoning
  • 08. On The Green: Shopkeeper, Give Me Colour
  • 09. On The Green: Those Who Go Round And Round
  • 10. On The Green: If All The World Were Mine
  • 11. Ii In The Tavern: Burning Inside
  • 12. Ii In The Tavern: Once I Lived On Lakes
  • 13. Ii In The Tavern: I Am The Abbot
  • 14. Ii In The Tavern: When We Are In The Tavern
  • 15. Iii The Court Of Love: Cupid Flies Everywhere
  • 16. Iii The Court Of Love: Day, Night And Everything
  • 17. Iii The Court Of Love: A Girl Stood
  • 18. Iii The Court Of Love: In My Heart
  • 19. Iii The Court Of Love: If A Boy With A Girl
  • 20. Iii The Court Of Love: Come, Come, O Come
  • 21. Iii The Court Of Love: In The Balance
  • 22. Iii The Court Of Love: This Is The Joyful Time
  • 23. Iii The Court Of Love: Sweetest One
  • 24. Blanchefleur And Helen: Hail, Most Beautiful One
  • 25. Fortune, Empress Of The World: O Fortune

総合評価

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カルミナ・ブラーナの代表作。 20世紀最大...

投稿日:2021/03/20 (土)

カルミナ・ブラーナの代表作。 20世紀最大の宗教曲。 厳粛でとても恰好良い音楽に飲み込まれる。

ハッチ さん | 愛知県 | 不明

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今年9月に発売されたユニバーサルミュージ...

投稿日:2016/11/22 (火)

今年9月に発売されたユニバーサルミュージックのSHM-CDシリーズは音質の差が激しく、どれも一様に高音質になっているとはいえないのが残念ですが、このディスクは大変秀逸です。音の美しさ・エネルギー感・音場の広がりのいずれも素晴らしく、約50年前の録音とはとても思えません。合唱の瑞々しさや独唱の表情豊かな歌唱も含め、この作品屈指の演奏が満喫できます。

好事家 さん | 千葉県 | 不明

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一応、SACDプレーヤーを持ってはいるが...

投稿日:2016/11/05 (土)

一応、SACDプレーヤーを持ってはいるが、この盤に関してはSHM―CDを購入した。理由は、別の方がレビューされてる通り、シングルレイヤーの方に歌詞対訳がないから。1000円そこそこの廉価盤ならともかく、4000円を超える声楽曲の商品で歌詞対訳がないのはあまりに不親切すぎる。かつてのゲルギエフのショスタコーヴィチもそうだが、ユニバーサルはユーザーに対する配慮があまりにも無さすぎる。演奏内容自体は満点だが、無神経メーカーへの評価1点との間、3点とさせていただく。

クラタコーヴィチ さん | 岡山県 | 不明

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