オルフ、カール(1895-1982)

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CD 輸入盤

カルミナ・ブラーナ プレヴィン&ウィーン・フィル

オルフ、カール(1895-1982)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
439950
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dg
:
Europe
オリジナル盤発売年
:
1994
フォーマット
:
CD

収録曲   

クラシック曲目

  • Carl Orff (1895 - 1982)
    Carmina burana
    演奏者 :
    Bonney, Barbara (Soprano), Lopardo, Frank (Tenor), Michaels-Moore, Anthony (Baritone)
    指揮者 :
    Previn, Andre
    楽団  :
    Vienna Philharmonic Orchestra, Arnold Schoenberg Choir, Vienna Boys' Choir
    • 時代 : 20th Century
    • 形式 : Cantata
    • 作曲/編集場所 : 1936, Germany
    • 言語 :
    • 時間 : 62:58
    • 録音場所 : 10/1993, Grosser Saal, Musikverein, Vienna [Live]

総合評価

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4.0

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再生環境を再調整し念入りに追い込んだとは...

投稿日:2012/11/18 (日)

再生環境を再調整し念入りに追い込んだとはいえ、在庫のCDを次々と取り出し再度傾聴するのは結構骨の折れる作業である。とは言え、良い意味で思わぬ変貌を遂げる盤に接するとそんな苦労も吹っ飛んでしまう。当盤も好い印象を得た物の一つである。購入当時はヨッフム盤等に比しテンポといいキレといい些か鈍重な感が否めず、諸兄の評価も今一歩であったのに何となく頷いていたのが全くウソの様である。何と云ってもライヴ特有の空気感を捉えた録音が良い。ライヴであり観客で満たされていたとは思うが、大変残響成分が多く、これも楽友協会大ホール特有の響きなのかもしれない。今のところ小生の演奏評はshefさんの評に近い。敢えてコメントを加えるとすれば、絶妙なテンポの揺らしや鋭い切り込みをさり気無く興に任せた様な素振りで聴かせる処など、やはり練達の技でありVPOとの相性の良さが成せる業であると思える。

盤鬼hmv12 さん | 福岡県 | 不明

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近年では数多くの演奏がなされているオルフ...

投稿日:2011/09/28 (水)

近年では数多くの演奏がなされているオルフのカルミナ・ブラーナであり、名演には事欠かないところであるが、現在においてもなお随一の名演として掲げられるのは、ヨッフム&ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団ほかによる超名演(1967年)であると言えるところだ。初演者ということもあるのであろうが、ヨッフムの確信に満ち溢れた強靭な気迫と力強い生命力は、圧倒的な迫力を誇っており、あたかも壮大なドイツオペラを鑑賞しているような趣きがある豪演でもあった。もっとも、当該盤は音質が今一つ冴えないという欠点があったのであるが、ユニバーサルがSHM−CD盤やシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤などを相次いで発売することによって、音質の問題もほぼ解消し、今では随一の超名演の地位を確固たるものとしていると言えるだろう。したがって、ヨッフムによる当該超名演を超える演奏というのは今後も容易には表れないのではないかとも考えられるが、現在のところ、これに唯一肉薄する名演こそは、本盤におさめられたプレヴィン&ウィーン・フィルほかによる演奏(1993年)であると考えるところだ。プレヴィンは、ポピュラー音楽の世界からクラシック音楽界に進出してきた経歴を持っているだけに、楽曲の聴かせどころのツボをしっかりとおさえた明瞭なアプローチを行うのが特徴と言える。本演奏においてもそれは健在で、特に、楽曲がカルミナ・ブラーナという標題音楽だけに、かかるプレヴィンの明瞭なアプローチ、演出巧者ぶりが見事に功を奏していると言える。本演奏のどの箇所をとっても曖昧模糊には陥らず、各フレーズをくっきりと明快に描くのに腐心しているとさえ感じられるところである。かかるアプローチは、ベートーヴェンやブラームスの交響曲などのような陰影に富む楽曲の場合、スコアに記された音符の表層だけをなぞった浅薄な演奏に陥る危険性を孕んでいるが、前述のように、楽曲が当該アプローチとの相性が抜群のカルミナ・ブラーナであったということが、本演奏を名演にした最大の要因であるとも考えられるところだ。特筆すべきはウィーン・フィル、そしてアルノルト・シェーンベルク合唱団及びウィーン少年合唱団の見事な好演であり、バーバラー・ボニー(ソプラノ)、フランク・ロパード(テノール)、アントニー・マイケルズ=ムーア(バリトン)による名唱も相まって、本名演をより一層魅力のあるものにするのに大きく貢献しているのを忘れてはならない。音質は、従来盤でも十分に満足できるものであったが、数年前に発売されたマルチチャンネル付きのSACD盤が臨場感溢れる鮮明な高音質であったところだ。最近ではSHM−CD盤も発売されたが、当該SACD盤の敵ではないと言える。もっとも、当該SACD盤は現在では入手困難であるが、プレヴィンによる素晴らしい名演でもあり、今後は、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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近年では数多くの演奏がなされているオルフ...

投稿日:2011/09/28 (水)

近年では数多くの演奏がなされているオルフのカルミナ・ブラーナであり、名演には事欠かないところであるが、現在においてもなお随一の名演として掲げられるのは、ヨッフム&ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団ほかによる超名演(1967年)であると言えるところだ。初演者ということもあるのであろうが、ヨッフムの確信に満ち溢れた強靭な気迫と力強い生命力は、圧倒的な迫力を誇っており、あたかも壮大なドイツオペラを鑑賞しているような趣きがある豪演でもあった。もっとも、当該盤は音質が今一つ冴えないという欠点があったのであるが、ユニバーサルがSHM−CD盤やシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤などを相次いで発売することによって、音質の問題もほぼ解消し、今では随一の超名演の地位を確固たるものとしていると言えるだろう。したがって、ヨッフムによる当該超名演を超える演奏というのは今後も容易には表れないのではないかとも考えられるが、現在のところ、これに唯一肉薄する名演こそは、本盤におさめられたプレヴィン&ウィーン・フィルほかによる演奏(1993年)であると考えるところだ。プレヴィンは、ポピュラー音楽の世界からクラシック音楽界に進出してきた経歴を持っているだけに、楽曲の聴かせどころのツボをしっかりとおさえた明瞭なアプローチを行うのが特徴と言える。本演奏においてもそれは健在で、特に、楽曲がカルミナ・ブラーナという標題音楽だけに、かかるプレヴィンの明瞭なアプローチ、演出巧者ぶりが見事に功を奏していると言える。本演奏のどの箇所をとっても曖昧模糊には陥らず、各フレーズをくっきりと明快に描くのに腐心しているとさえ感じられるところである。かかるアプローチは、ベートーヴェンやブラームスの交響曲などのような陰影に富む楽曲の場合、スコアに記された音符の表層だけをなぞった浅薄な演奏に陥る危険性を孕んでいるが、前述のように、楽曲が当該アプローチとの相性が抜群のカルミナ・ブラーナであったということが、本演奏を名演にした最大の要因であるとも考えられるところだ。特筆すべきはウィーン・フィル、そしてアルノルト・シェーンベルク合唱団及びウィーン少年合唱団の見事な好演であり、バーバラー・ボニー(ソプラノ)、フランク・ロパード(テノール)、アントニー・マイケルズ=ムーア(バリトン)による名唱も相まって、本名演をより一層魅力のあるものにするのに大きく貢献しているのを忘れてはならない。音質は、従来盤でも十分に満足できるものであったが、数年前に発売されたマルチチャンネル付きのSACD盤が臨場感溢れる鮮明な高音質であったところだ。最近ではSHM−CD盤も発売されたが、当該SACD盤の敵ではないと言える。もっとも、当該SACD盤は現在では入手困難であるが、プレヴィンによる素晴らしい名演でもあり、今後は、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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