お芝居/若き俳優たちへの書翰 コレクション 現代フランス語圏演劇

オリヴィエ・ピィ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784846203757
ISBN 10 : 4846203751
フォーマット
出版社
発行年月
2010年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,125p

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読書メーターレビュー

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  • HODGE さん

    『お芝居』を読んでピィの「ぼく自身」のモノローグは告解なんだな、と思った。そしてパパ、ママ、ボクの家族の物語は、フランス国家とその特別な植民地だったアルジェリアの関係に関連づけられるかのように語られるのだが、それまでの血と肉のイメージから、ここには(政治的立場は異なるだろうが)三島由紀夫を思わすところがある──つまりフランスに対する「憂国」である。ただ、この戯曲では「ぼく自身」を処刑するはずの「ぼくの死刑執行人」は、「ぼく自身」が色目を使って挑発した行きずり男であることを「ぼく」は最終場面で告白する。

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人物・団体紹介

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オリヴィエ・ピィ

1963年生。国立高等演劇芸術学院卒。マルチ・メディア化と非言語的要素が強まるヨーロッパ演劇のなかで、なお「言語」を軸に演劇の所在を問い、一種「遊戯」風舞台を提示する作家・演出家。『オフィーリアの顔』、『常夜灯』などの長編のほか中小編の作品も多い。舞台以外に映画、テレビでも俳優として活躍。現オデオン

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