オリヴァー・サックス

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音楽嗜好症 脳神経科医と音楽に憑かれた人々 ハヤカワ・ノンフィクション文庫

オリヴァー・サックス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150504144
ISBN 10 : 4150504148
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
544p;16

内容詳細

雷に打たれ蘇生したとたん音楽を渇望するようになった医師、ナポリ民謡を聴くと発作を起こす女性、フランク・シナトラの歌声が頭から離れず悩む男性、数秒しか記憶がもたなくてもバッハを演奏できる音楽家…。音楽と精神や行動が摩訶不思議に関係する人々を、脳神経科医が豊富な臨床経験をもとに温かくユーモラスに描く、医学知識満載のエッセイ。

目次 : 第1部 音楽に憑かれて(青天の霹靂―突発性音楽嗜好症/ 妙に憶えがある感覚―音楽発作 ほか)/ 第2部 さまざまな音楽の才能(感覚と感性―さまざまな音楽の才能/ ばらばらの世界―失音楽症と不調和 ほか)/ 第3部 記憶、行動、そして音楽(瞬間を生きる―音楽と記憶喪失/ 話すこと、歌うこと―失語症と音楽療法 ほか)/ 第4部 感情、アイデンティティ、そして音楽(目覚めと眠り―音楽の夢/ 誘惑と無関心 ほか)

【著者紹介】
オリヴァー・サックス : 1933年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学を卒業後、渡米。脳神経科医として診療を行なうかたわら、精力的に作家活動を展開し、優れた医学エッセイを数多く発表する。2007〜2012年、コロンビア大学メディカルセンター神経学・精神学教授、2012年からはニューヨーク大学医学部教授を務める。2008年に大英帝国勲章コマンダーを受章

大田直子 : 翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • naoっぴ さん

    音楽とは、芸術とは、人間の生存には不必要であるにもかかわらず、なぜこんなにも重要なものなのか。その不思議を音楽にまつわる病的症例を挙げながら解説したエッセイ…というか、症例を集めた教科書のような印象の本でした。膨大すぎる症例に興味深いところだけをつまみ読み。音符が頭で動いて止まらないとか、あるフレーズだけが離れない(CMソングとか・笑)などは誰にも覚えはあるけれど、ここまでくると一大事。脳と音楽の関係はいまだに謎に包まれ、神秘のベールの中なのですね。

  • 絹恵 さん

    心に留めておくことが出来ない音と、心と同期せずに流れ行く音の波のなかで暮らすことは、心ではどうにも出来ないことなのかもしれません。それでも人間は誰もが奏者と聴者になり、その音楽は盾にも矛にもなって惑わせたり癒したりします。だからこそ散らばった音が、誰かの、または自らの意志のもとで重なって生まれる音楽は、自由で不自由な、まるで人間の脳を映すように。自分自身を宿すように。

  • chanvesa さん

    431頁〜の、母を亡くしたサックス先生が母を偲び、D.F=ディースカウの「冬の旅」を聴きに行くも、まったく感銘を受けなかったが、数ヶ月の時間を経てゴルドベルク変奏曲でようやく音楽が心に還って来たという話。吉田秀和さんの奥さんが亡くなられた時の話を思い出した。この本のあちこちにバッハの音楽がエモーショナルな世界と別であることが出てくるが、何となくわかる気がする。歳をとって記憶が覚束なくなったとき、私の心には何の音楽が残っているのか、恐ろしい話だが気になる。

  • Nobu A さん

    久々の更新。成毛眞推薦本其の廿弐。14年刊行。正直一知半解。筆者は今でも印象に残るロバート・デニーロ好演の映画「レナードの朝」の原作者でもあり脳神経医。自身の臨床経験を基に音楽と精神や行動の関係性を綴った医学エッセイ。私自身、音が奏でる世界に今までどれだけ平穏や高揚を感じてきたか。そう言う意味で感興を唆られたが、体系的に何か得たのかは曖昧模糊。併読でダラダラ読んだかせいか。翻訳を通しての異文化特有の粗さのせいか。興味深い箇所が幾つかあったが、今一つ咀嚼が困難だった。最月葉月著書「絶対音感」に期待したい。

  • サケ太 さん

    これは個人的に非常に興味がある題材。音楽に関わる様々な症状、そして音楽によって特異な反応を見せる症例。音楽療法ってのにも手を出すべきか。ガチで論文のネタになりそう。だが、それ故に多少なりとも脳の機能などに触れていないと難しめ。

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