CD 輸入盤

ヴァイオリン・ソナタ全集 カヤレイ、スチュワート

オネゲル(1892-1955)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8572192
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

オネゲル:ヴァイオリン・ソナタ全集

フランスで生まれ、6人組の中心人物であったオネゲル[1892-1955]は、専ら大規模なオラトリオや管弦楽作品などでその作品が知られますが、ここで聴くヴァイオリン・ソナタではかなり内省的な一面を見せてくれるかのようです。彼は生涯にヴァイオリン・ソナタを4曲(番号付きはそのうち2曲)作曲し、その時期はおよそ30年にまたがっています。最初に書かれた番号なしの二短調のソナタは、まだ調性を保っており、先人の影響下にあることが良くわかります。しかし、その4〜6年後に書かれた第1番のソナタは調性も付されることなく、独自の道を歩み出したオネゲルの姿が見えてくるかのような仕上がりです。とは言え、やはり随所に見られるノスタルジックな味付けは、彼の心情を表しているかのようです。1919年に書かれた第2番も、流動的な旋律に織り込まれた感傷的な気分が耳に残ります。1940年の無伴奏ヴァイオリン・ソナタでも、身の引き締まるような厳しい音の中に、やはりどことなく懐かしげな感情が織り込まれています。
 1742年製のグァルネリを存分に歌わせるカヤレイの妙技にしばし心奪われてください。(NAXOS)

【収録情報】
オネゲル:
・ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 H.3(1912)
・ヴァイオリン・ソナタ第1番 H.17(1916-1918)
・ヴァイオリン・ソナタ第2番 H.24(1919)
・無伴奏ヴァイオリン・ソナタニ短調 H.143(1940)

 ローレンス・カヤレイ(ヴァイオリン)
 ポール・スチュワート(ピアノ)

 録音時期:2008年12月19-21日
 録音場所:モントリオール、ポラック・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)

内容詳細

オネゲルのヴァイオリン・ソナタが一枚に収まった、ありがたいアルバム。作曲年代は30年弱の幅があり、後年ほど厳しく複雑さを増す。第1番などはオネゲルらしからぬ雰囲気があり、もっと聴かれても良い作品。演奏も高水準、NAXOSらしい企画として推す。(白)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
若いロマンティシズムを湛えたNr.0,Nr.1のソナタでは...

投稿日:2012/03/10 (土)

若いロマンティシズムを湛えたNr.0,Nr.1のソナタでは、叙情性豊かなヴァイオリンとピアノ(!!)の掛け合いの呼吸・息吹が素晴らしい。フランスの歴史の流れを汲むオネゲルの本質の香を濃厚にかもし出してくれる演奏だ。充実した2番の後に収められた引き締まった晩年の無伴奏ソナタは、バッハに回帰するような透徹した厳しい叙情を謳った名曲で、愛聴盤になるだろう。

ドレクスラー さん | 神奈川県 | 不明

1

オネゲル(1892-1955)に関連するトピックス

室内楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品

この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト

  • 作成者:ゾロアストロさん