オスカー・ワイルド

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幸福の王子

オスカー・ワイルド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784862380364
ISBN 10 : 4862380360
フォーマット
出版社
発行年月
2006年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,52p

内容詳細

王子とつばめが紡ぐ、愛と自己犠牲の物語。字を読める年齢になった子どもから、字を読み続けることができる全ての老人まで、幅広い読者の心をつかむ不朽の名作を、曽野綾子が入魂の新訳で贈る決定版。

【著者紹介】
オスカー・ワイルド : イギリスの詩人、小説家、劇作家。19世紀末の唯美主義文学の代表者。オックスフォード大学在学中に、W.H.ペーターの唯美主義やJ.ラスキンの美術感に強く影響を受け、卒業後、芸術至上主義を身を持って実践する。1854年アイルランドのダブリンに生まれ、1900年パリで死亡

曽野綾子 : 1931年東京都に生まれる。聖心女子大学英文科卒業。53年、作家の三浦朱門氏と結婚。翌年に「永遠の客たち」が芥川賞有力候補となり文壇デビュー。以来、小説にエッセーにと多彩な文筆活動の一方で、各種審議会委員や福祉など精力的に社会活動に取り組む。海外邦人宣教者活動援助後援会代表として吉川英治文化賞ならびに読売国際協力賞を受賞。79年にローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章。また日本芸術院恩賜賞など数々の賞を受ける。日本文芸家協会理事。95年から2005年まで「日本財団」の会長を務めた

建石修志 : 1949年東京都に生まれる。東京藝術大学美術学部卒業。「凍結するアリスたちの日々に」などの鉛筆画による作品、「標本箱の少年」などの混合枝法作品、オブジェ、コラージュ作品の発表と並行して、書籍の装幀、挿画を多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Carlyuke さん

    曽野綾子訳が気にはなっていたが初めて読んだ。何年も前の新聞広告を今だに覚えているのだから。朗読してみたのだが耳で聴いてそのまま理解できるような言葉が選ばれているわけではない。勝手に期待していた分残念。訳者自ら解説しているがこの物語自体の価値を高く評価している。絵はツバメと王子が素晴らしく描かれている。日本人が描いたという感じがしない。読んで良かった。

  • Seiei Ikeda さん

    奪って得られる幸せが存在しないことを、かって私に教えてくれたのは、曽野綾子さんでした。そして今、真の幸福は尽くすことと共にあることを伝える。寄り添うことで生まれる同情、尽くすことで得られる喜び、捨て去ることで広がる世界。幼きころから心の灯火となって、私の良心を照らし続けるこの物語は、曽野さんの新訳によって再び生命を授かりました。全てを与え朽ちてゆく王子。愛するもののために命を捧げるつばめ。ワイルドは語る「このお話は子供のためじゃないんだ。子供のような心を持った18歳から80歳の人たちのためなんだ」と。。。

  • あじ さん

    生命の黎明期に託されたこぼれ種が、王子の涙とツバメの体温で芽吹いた。全く不覚の再会、それだけに目頭が熱くなった。残留思念の波動に揺すぶられながら、一冊の本が長い年月を経て文字通り不朽となった瞬間だった。

  • てんちゃん さん

    幸福の王子の原文はこんなに美しかったのですね。詩的で華麗な文章にびっくり。ツバメは川面に揺れる葦に恋して旅立ちが遅れていたとか初耳です。美しい話と哲学的なテーマ。この物語の真髄を深く理解している曽野綾子さんの訳ですからあとがきも読みごたえがあります。「平和は平和を叫ぶだけでは達成しない。そのためにどれだけの犠牲を払う覚悟があるかを自分で選ぶのだ。平和と愛とは最大のものだから、その分だけ、ただならぬ対価が必要だということは当然である。」非常に厳しい(^^;

  • いちろく さん

    紹介していただいた本。幸福とは何か? を問いかけるような、王子の像とツバメの物語。子どもの頃、著者の作品と知らずに童話で似たような話を読んだ記憶がある。ただ、ここまで人の欲望や残酷な面まで描いた話だった記憶はないので、初読の気持ちで受け止められた。人生の中で読む時期により、受け止め方や印象が変わる内容とも思った。正直に書くと、ここまでの自己犠牲は私には出来ない。一方で強欲な人たちの側にも立てない。私は中間がいい。アリとキリギリスならアリギリスを選ぶし、カメとウサギならカメウサギを選ぶ。それが今の私の本心。

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オスカー・ワイルド

1854年アイルランド・ダブリンに生まれる。19世紀末の耽美主義文学の代表的存在。詩人・小説家・劇作家として多彩な文筆活動で名声を得る。講演の名手としても知られ、社交界の花形であった。1900年没

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