オケゲム、ヨハネス(c.1410-1497)

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CD

いかなる旋法にもなるミサ曲(4種の解釈) カンデル&アンサンブル・ムジカノーヴァ(日本語解説付)

オケゲム、ヨハネス(c.1410-1497)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MAECD0753
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

内容詳細

流動する旋律が無限に流れ、絡み合う声部が渾然としてハーモニーを築く。訪れる感動の何と深いことだろう。フランドル楽派を代表するポリフォニーの大家オケゲムの真髄がフランス気鋭のアンサンブルによって明らかにされる。温かみのある音色も好ましい。★(彦)(CDジャーナル データベースより)

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正直、もともと同じ曲であるとは言え、決し...

投稿日:2010/09/28 (火)

正直、もともと同じ曲であるとは言え、決して気軽に聞き流せるものではないミサ曲を2枚組、4曲は重いのではないか、と思っていましたが、聴き始めるといつの間にかOckeghemの魔術にはまり、次から次へと聞き通してしまいました。’Missa Cuiusvis Toni’は、Ockeghemのミサ曲としては一曲一曲は小規模ですが、その音楽的内容の充実たるや大変なもので、さながら万華鏡が移り変わっていくようなめくるめく聴体験、最後の第4旋法によるCredoの終結部など、あまりの音楽の充実に、身動きできない程の感動を覚えます。自分の乏しい知識ではCD時代以降、4旋法すべて全曲収録したのは、この盤が初めてではないかと思うのですが、Ensemble Musica Novaの演奏は下声部をがっしりと組み立てた上で、精緻な線を紡いでいくやり方で、過去の演奏、例えば現役盤のClerk’s Groupなどの上声部中心に線の明確さを重視した演奏より、重厚なOckeghemの音楽に適合しているように感じられました。遥か500年以上前の音楽にこれほどに感動できるなんて、人間の文化・歴史の不思議さ・深さをしみじみと感じますね。ルネサンス以前の音楽に興味を持たれる方にとって、必聴の名盤と思います。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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