織られた町の罠

エンミ イタランタ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784890137855
ISBN 10 : 4890137858
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
400p;19

内容詳細

ある晩、血にまみれた少女が織の家の敷地内で発見された。舌を切られた少女の手の平に彫られていたのは、織り子エリアナの名だった。彼女の素性と入れ墨のことを探るうちに、エリアナは町の背後に見えない組織の力がうごめいていることに気づく。洪水が島を何度も襲い、未知の病によって動植物や島民に異変が起こり始め、織り子たちが織り上げた道はゆっくりと沈んでいく。やがてエリアナは、糸が結びあい絡みあうような島の過去と現在に、自身の運命も編みこまれていることを知る。織り子たちの糸の壁―もしくは、島で固く禁じられている夢のなかにいるかのように。

【著者紹介】
エンミ イタランタ : 1976年生まれ。英国・カンタベリー在住のフィンランド人作家。2012年のデビュー作『水の継承者ノリア』(西村書店)は世界的ベストセラーとなり、若手作家に贈られるカレヴィ・ヤンッティ賞およびフィンランド国語教師会賞を受賞した。版権は21ヶ国に売れ、フィリップ・K・ディック賞、アーサー・C・クラーク賞、フィンランドSF賞などにもノミネートされた。2作目となる『織られた町の罠』は、タンペレ市文学賞、鏡の湖賞を受賞。デビュー作同様、フィンランド語と英語で執筆している

末延弘子 : 1975年生まれ。東海大学北欧文学科卒業、国立タンペレ大学フィンランド文学専攻修士課程修了。フィンランド文学情報センター(FILI)勤務。白百合女子大学非常勤講師。フィンランド文学協会、カレワラ協会会員。フィンランド現代文学の訳書多数。著書に絵本『とりのうた』。2007年度フィンランド政府外国人翻訳家賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 猫ぴょん さん

    好きなジャンルSFディストピア。 主人公の20代前半のヒロインは脳内でジェニファー・ローレンスに(^o^)丿 フィンランドの新進作家さんの本。 読みづらくはないんだけど織り子や織られた町のイメージが今ひとつ想像しづらい感じかな〜。 「夢見る者」や「夢魔」萩尾望都さまの世界観に近いかも。 映像もしくは漫画(せめて挿絵)で観たいな〜。 ラスト正直苦戦(^-^;

  • watershed さん

    展開がわからなくなることが度々あり。内面のイメージと具体的な情景を混ぜ合わせようとしているのかもしれない。ただ、情景描写が分かりにくく、効果というより戸惑いを感じる。 この小説の中核は布や糸への共感があるのだろう。それが共有できないので、今一つ乗れなかった。

  • Na さん

    独特の雰囲気。引き込まれた。

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エンミ イタランタ

1976年生まれ。英国・カンタベリー在住のフィンランド人作家。2012年のデビュー作『水の継承者ノリア』(西村書店)は世界的ベストセラーとなり、若手作家に贈られるカレヴィ・ヤンッティ賞およびフィンランド国語教師会賞を受賞した。版権は21ヶ国に売れ、フィリップ・K・ディック賞、アーサー・C・クラーク賞

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