先祖返りの国へ 日本の身体‐文化を読み解く

エンゾ早川

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794971883
ISBN 10 : 4794971885
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
261p;19

内容詳細

なぜ、下駄を履くと「前向き」に歩けるのか?本来の身体感覚とそこから派生する文化へ立ち戻らんとする「先祖返り現象」とは。明治維新以降失われつつある日本人の持つ身体‐文化をより普遍的な人間の姿から読み解く。

目次 : 第1章 足―なぜ和の履物を履くと“前向き”に歩けるのか/ 第2章 手―なぜヤクザは“小指”を詰めるのか/ 第3章 背―なぜ絵巻物に描かれた日本人はみな猫背なのか/ 第4章 尻―なぜふんどしは“えくぼ”のある尻に似合うのか/ 第5章 腹―なぜ大仏のお腹はふくれているのか/ 第6章 口―なぜ仙人は“霞を食う”のか/ 第7章 頭―なぜ現代は生きづらいのか

【著者紹介】
エバレット・ブラウン : 1959年、アメリカ生まれ。元epa通信社日本支局長。ブラウンズフィールド創設者。東京大学・先端科学技術研究センター非常勤講師。「Kyoto Journal」寄稿編集者。1988年から日本定住。文化庁長官表彰被表彰者

エンゾ早川 : 1969年生まれ。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。神奈川県・茅ヶ崎市にあるロードバイク・プロショップ「エイドステーション」の店主で作家。著書に『まちがいだらけの自転車えらび』、『エンゾ・早川のロードバイク解體新書』『エンゾ・早川流ロードバイク秘伝の書』ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kuukazoo さん

    温故知新的我田引水的マニアック和の身体文化対談(笑)。日本人は生活の西洋化によってそれまでの身体の使い方からずいぶん離れてしまった。足指を使う大切さや筋肉間の関係や最近気になってる腹圧など大変興味深い一方で、身体知は個人の経験に裏づけられるゆえに同じ言葉でも意味するところが全然違うし2人とも感覚や直観で発言してるのでそのまま鵜呑みにするのは危ないかなと思った。ただのおっさんトークやんって部分もあるし。まぁ、それを含め概ね面白く読めたし、自分もぼやーっとした子どもだったので、最後の章はちょっと心に沁みた。

  • 冬佳彰 さん

    いやいや、面白かった。山伏修行者にして写真家のアメリカ人と、ロードバイクショップの店主にして作家というお二人。このお二人による日本の身体に関する対談。歴史的な日本人の身体から始まり、現代の「良い姿勢」「格好良い体型」に対する異議申し立てであったり、身体を制度化しようとする教育への違和感の表明であったりする。何だかこの対談を読んでいると、「楽になる」感じがする。俺自身の、かなり毒された「格好良い身体」イメージが、自分を息苦しくさせているんだろうなあ。もう猫背で、膨れた腹部で、ゆったり生きれば良いんだなあ。

  • Sakie さん

    全身で遊ぶことを知る日本人と、日本文化に通じたアメリカ人が「和の身体感覚」を主題に語り合う。身体の部位ごとに展開する話題の間口は広く感度は深く、この頃漠然と疑問に思っていたことが数珠つながりに繋がって大興奮した。例えば重量のある頭部を支える筋肉を、二人は板状筋で意見一致する。僧帽筋は戦力として活躍させるため、解放しておくべき筋肉だからだ。中国武術では含胸抜背を良しとする。僧帽筋の下面にある板状筋を意識してみるとすっと抜ける感覚があるではないか。日頃悩んでいる身には得るものが多いも、男子トークも多し。

  • くにひろ さん

    あーーーー、この対談は動画にしてほしかったなぁ。映像のほうが伝わるものが多いのでもっと勉強になったはずと思ったからだ。いろいろと初めて聞く話があって面白かった。お腹ってでていたほうが体が安定するのか……。身体操作についてもっと深く掘り下げてほしいなあぁぁぁ。この著者たちのもっと編集したものが読みたいっっ。

  • かずろう さん

    体のつくりと動かし方の考察が面白い。

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