エルベ・ル・ブラーズ

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不均衡という病 1980年以降のフランスの変容

エルベ・ル・ブラーズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784894349629
ISBN 10 : 4894349620
フォーマット
出版社
発行年月
2014年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
436p;20

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読書メーターレビュー

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  • ラウリスタ〜 さん

    なんかタイトルが変?現代は「フランスの神秘」ぐらいだろうが、これじゃ意味不明なのはわかるが、ピケティ効果・・・と思ったけどこっちの方が翻訳先か。問題となるのは、フランスの六角形が人口学的にどれほど多様であるのかということ。選挙での投票行動を地図上で、家族構成(核家族、大家族)や宗教、職業などの項目ごとにグラデーション化する。フランスはフランスという偉大なる普遍国家の統一性に誇りを持っているように思うが、この二人の人口学者はそれを個人の意思という幻想とともに、場所の記憶によって打ちくだく。

  • K さん

    フランス社会の変遷について、宗教的基盤の残存状況(ゾンビ・カトリックという表現)や学歴、家族(出生率や婚外子率など)、就業状況、投票行動など、様々なデータを組み合わせて解き明かす面白い本。共産主義が極右に地滑りした、という論考が印象的だった。共産主義思想に共鳴していた人は実は少なく、中下層の社会的転落に対する不安の受け皿となっているのが、昔は共産で今は国民戦線、ということなのかしら。ロシアと東欧諸国の短い平均寿命をあげて、イデオロギーは社会的な帰結をもたらすと述べていたのも印象的。

  • Hisashi Tokunaga さん

    先進国に通底する現状を「・・・高齢者たちが富裕すること、新たな教育絡みの階層化が、人々がとりわけ下の者に似ることをおそれるような社会を作り出したこと、個人主義的アトム化によって、集団行動の土台が突き崩されたこと。以上の三つの テーマは、フランスを扱う本書の中に反復して登場するが、先進国のそれぞれにおいても、取り上げられて然るべきものであろう」(P278)こうした普遍性の認識に基づき個別テーマをさらに深堀分析してみせる。国家が<不均衡>であることをフランスをもって図表化(可視化)してみせる。示唆に富む方法論

  • takao さん

    ☆さまざまな社会指標を市町村単位に図示した地図が120枚。多い場合で20区分をグラデーションで表示。 色はちょっとどぎつい感じもする。しかし、一度こういう分析をやってみたい。 ☆著者は、民主主義の衰退は右傾化、高齢化、教育ピラミッドの逆転、個人主義的アトム化によると、しているらしい。

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