１番についてのみ書かせてもらいます。遅めのテンポで、重厚なのですが、そこがまるでブルックナーの曲のように感じられ、好みがはっきり分かれると思います。私は違和感を抱いた方です。もっとスマートにしてほしかったというのが正直な感想です。

演奏後の歓声は盛大だから当日は盛り上がったのだろうが、録音で聞くとバ−ビカンセンターのデッドな音響がやはりマイナス。所々、音が割れる。

素晴らしい演奏です。この曲のファンで，今までケネディ・ラトル盤を愛聴してきましたが、それに勝るとも劣らない名盤の誕生です。もっとも、ハーンの演奏は、自由奔放なケネディと対照的で、知的なアプローチが際立つものですが、内からほとばしる情熱＋精神性にも欠けておらず、この長大な作品を聴き終えて、非常な充実感を味あわせてもらいました。１０点つけたいと思います！

いかにもオーソドックスな演奏です。しかしエルガーを聴くならまずこのＣＤがお勧めと言えるのではないでしょうか。スラットキンは特に力むことなく自然に流れていくような旋律をかもし出すことにかけては卓越しているのではと感じました。弦楽セレナードや協奏曲も素晴らしいです。

実に穏健な表情の中に、愛情たっぷり、人間味丸出しのエニグマがすっかりお気に入りになってしまいました。これを聴くとエルガーの権威ボボールトもちょっと堅苦しい。「ニムロッド」の変奏など人生こう豊かにありたいものだと思ってしまう。

ショルティが振るとロンドンフィルはこんなにもいい音を出せるのか。７０年代後半、ショルティ全盛時の演奏は、どこをとっても完璧、磨き抜かれたアンサンブルに圧倒される。間違いなく、威風堂々全曲のベスト盤だと思う。

冒頭から切れ味抜群の名演です。今まで、エルガーのチェロ協奏曲はたくさんきいてきましたが、最高です。聞く度に、新たな発見があります。曲が素晴らしいというのもありますが、やはりマイスキーの音色が曲の雰囲気と合っていると思います。デュプレ、ヨーヨー・マと聞き比

演奏者に訪れた悲劇を無視して聴くことは無理だ．聴くたびに辛く悲しい感情が湧きあがることを抑えられない．不世出の才能への｢挽歌｣である故に満点は付けられない．