読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• ケイ さん

  読了日：2018/11/01

  田舎の大きな家で豊かに暮らす人達。リチャード家にやってくる人達の人間模様は、そうややこしいものではない。夫が妻のどちらかが、血縁関係にあったり、友人であったり、またその家族だったり。しかし、どこか不調和があるように思えてくるのは、そこにまじる、アイルランドとイギリスという区別。舞台はアイルランドなのに、イギリス人がいる。若い男達は近くの軍隊に行っている。若い娘達はその中から夫選びをするのだが...。幕切れの仕方に、唖然とした。

• NAO さん

  読了日：2020/07/30

  レディ・ネイラーは、アングロ−アイリッシュの典型として描かれている。屋敷にやって来る友人たちは同じ階級とはいえ、地盤を失った者たちばかりで、その分レディ・ネイラーの暮らしぶりを客観的に見ているが、レディ・ネイラーは、頑として生活スタイルを変えようとはせず、彼女の考え方はワンパターンで、それを周囲の人々皆に押し付ける。自分の周囲に高い壁を張り巡らせ、壁の外の出来事には見て見ぬふりをする。そういった生活に息苦しさを感じているロイスでさえ、「私は型にはまっていたいの」と言うのだから、アングロ・アイリッシュの⇒

• 星落秋風五丈原 さん

  読了日：2016/10/25

  アイルランドに住む一族の物語。ずっと同じ訳者なのですが、違和感がある描写が散見されて非常に読むのが辛かったです。

• Ａｃｈａ さん

  読了日：2019/10/24

  タイトルに惹かれ手にとった九月。なのだが、なんじゃこりゃ。めちゃくちゃ読みづらくあっさり十月。ブツ切れ、曖昧、飛び交う代名詞、バラバラの呼称、アイルランドの史実的状況は全く説明されず、飛びまくる会話は推し量るに手に余る。それでも雰囲気読みして少し掴めた気がしていたら、愕然のラストを迎え絶句…。いまいち助けにならない訳者あとがきに、昔の作品だからね…と観念しかけたところで巻末に「2016年、夏。」っておいおい！まぢかよ！ラグビーですっかりハマったアイルランド。タイムリーに会えたと思ったらこのザマとは。

• su-zu さん

  読了日：2017/02/12

  アングロアイリッシュのヒロイン・ロイスの恋と自立を主題に、イギリスとアイルランドの複雑な関係性や階級社会で中で生まれる人間関係の軋轢と、没落していく貴族階級の悲哀などを描いていると思われる…。日本語訳の文章は、語順やブリティッシュならではの反語的な皮肉をたぶんとても忠実に訳されているのだと思うけれど、日本語になってなくて読みにくいことこの上ない。訳が違えばきっと細雪的な落日の美しさを味わえるのだろう…。原書で読むしかないかな…。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

• 中国で社会現象となったアジア最大級のSF小説『三体』 オバマ、ザッカーバーグ激賞 シリーズ合計2100万部突破、現代中国最大のヒット小説！物理学者の父親を文化大革命で惨殺... |3日前
  
• K-POPアイドルたちの努力と苦悩を綴った豪華インタビュー集『それでも... J-HOPE、HOSHI、LEO、チョンハ、イ・チェヨン などK-POP界で今まさに大活躍をしているアイドルたちの努... |2024年04月19日 (金)　00:00
  
• 完全版Testosteroneバイブル『365日、絶好調で超ハッピーに... 毎日365日、身近なところに置いて読み続けるだけで、自然とTestosterone哲学が染み込んでいく！10周年メモ... |2024年04月18日 (木)　15:00
  
• 50年の時を経て文庫化『百年の孤独 新潮文庫』6月26日発売 100年の傑作が50年の時を経て文庫化。6月26日発売決定。世界46言語に翻訳され、5000万部を売り上げている世界... |2024年04月17日 (水)　00:00
  
• 『レーエンデ国物語 夜明け前』4月17日発売 シリーズ累計15万部突破！絶賛続々の王道ファンタジー。 完結に向けて、物語はきしみを上げて動き出す。 |2024年04月16日 (火)　10:00
  
• 誉田哲也の警察×社会派小説『首木の民』6月19日発売 著者の進化が止まらない――。警察小説のトップランナーが日本の暗部を鋭く抉る警察×社会派小説。 |2024年04月15日 (月)　00:00