エリザベス・トーヴァ・ベイリー

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カタツムリが食べる音

エリザベス・トーヴァ・ベイリー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864103015
ISBN 10 : 4864103011
フォーマット
出版社
発行年月
2014年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
高見浩 ,  
追加情報
:
178p;20

内容詳細

難病に苦しむ女性とカタツムリとの不思議な絆を描く、真実の物語


難病に苦しむ著者に、生きる希望の灯をともしたもの、それは病床に偶然やってきた一匹の小さな生きものが、深夜、生を奏でる微かな音だった。


海外で数々のノンフィクション賞を受けた、一人の女性と一匹のカタツムリの間に芽生えた奇妙で温かな絆を描いた真実の物語。


【訳者あとがきより】
人間と、人間以外の動物との交流を描いた物語は、それこそ枚挙にいとまがない。登場する動物の種類もさまざまだ。人間といちばん親密な犬や猫はむろんのこと、大は象やライオンから小はハツカネズミに至るまで、幾多の動物との絆が多くの人によって語られてきた。


が、これほど小さな動物との交わりを描いた物語、それもノン・フィクションとなると、ほとんど類例がないのではないだろうか。


そう、本書の主役は――


 一匹のカタツムリ


なのだ。犬や猫と比べれば、吠えたり鳴いたりすることもなく、自然界の片隅でひっそりと生きている、ごくおとなしい動物。だが、この小さな小さな動物が、一人の女性を絶望の淵から立ち直らせて、彼女に再び生きる勇気と希望を与えたのは間違いのない事実なのである。


【内容紹介】
難病に苦しむ著者に、生きる希望の灯をともしたもの、それは病床に偶然やってきた一匹の小さな生きものが、生を奏でる微かな音だった。一人の女性と一匹のカタツムリの絆を描いたノンフィクション。ウィリアム・サローヤン国際賞受賞作。
目次 : 第1部 スミレの鉢の冒険/ 第2部 緑の王国/ 第3部 歯と触覚と渦巻/ 第4部 カタツムリの思考法/ 第5部 愛と神秘/ 第6部 カタツムリよ永遠に




【著者紹介】
エリザベス・トーヴァ・ベイリー : 『カタツムリが食べる音』で2012年のウィリアム・サローヤン国際賞ほか数々のノンフィクション賞を受賞。現在、アメリカの北東に位置するメーン州の自然豊かな土地で、暮らしている

高見浩 : 1941年東京生まれ。出版社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 小梅 さん

    カタツムリの歯は2640本もあるなんて知らなかった。潰されても殻が再生できるなんて凄い。自分でもカタツムリを飼い始めてから読んだから、カタツムリの食べる音が聞こえるほどの静寂の中にいた著者の病状が大変厳しいものであったと想像できる。ちなみに、私の家に来たカタツムリは日本生まれだからか、マッシュルームより白菜の方が好きみたいです(*^_^*)

  • chimako さん

    「難病の著者とカタツムリの絆をえがいたノンフィクション」との帯の言葉になぜ自然科学に分類されているのか疑問に思いながら読み始めた。自律神経の不具合で起きあがる事さえ難しい女性のもとに小さなっカタツムリがやってきた。あくる朝、封筒が食べられていることに気づく。次の日は買い物袋リストのメモ。そこで花びらを与えてみる。他の食べ物を置く。環境を整える。観察する。本を読む。やがて研究者のように、家族のように共に暮らす。ただのカタツムリが「うちのカタツムリ」になり、「うちの子」となる頃には次世代が誕生する。続く…

  • アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯 さん

    原因不明のウィルスにより寝たきりになってしまった著者の枕元に、友人が連れて来たかたつむり。翌朝、置いてあった封筒に小さな穴が開いているのを見て、かたつむりに対する興味が湧いて来る。 思うように体を動かせない寝たきりの著者と、ゆっくりと動くかたつむりの時間が重なっていく。 闘病(?)記であり、かたつむり観察記でもある。様々なかたつむりについての文献からの引用文もおもしろい。 読んでいると、自分でも、かたつむりを飼ってみたくなる。 小さな穴が開いた装丁も素敵!

  • これでいいのだ@ヘタレ女王 さん

    著者が突然寝たきりの状態に陥った時に友人が連れてきた1匹の カタツムリの観察日記。 自然の香り、興味深いカタツムリの生態、身体が自由に動かせないジレンマが 渾然一体となり淡々と描かれている。するっと読めた

  • こばまり さん

    私は蒙を開かれました。カタツムリの生態に、そして人生の過ごし方に。嗚呼なんと日々をごたごた雑っぽに生きていることか。自己と異種を含む他者に対して、彼女のような静謐な愛情と距離感を持って接することができたなら。改めて何歳になっても瑞々しい感動を与えてくれる読書という発明に感謝しました。そして新しい発明にも感謝。訳者に倣って私もカタツムリが食べる音を聴けたのですから。掌のスマートフォンで。

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『カタツムリが食べる音』で2012年のウィリアム・サローヤン国際賞ほか数々のノンフィクション賞を受賞。現在、アメリカの北東に位置するメーン州の自然豊かな土地で、暮らしている

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