エラリー・クイーン

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Zの悲劇 角川文庫

エラリー・クイーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784042507178
ISBN 10 : 4042507174
フォーマット
出版社
発行年月
2011年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,356p

内容詳細

黒い噂がつきまとう州上院議員の刺殺事件。アルゴンキン刑務所を出所したばかりの元受刑者が逮捕され、死刑判決が下された。サム元警視の魅力的な娘で鋭い推理の冴えを見せるペイシェンスと、元シェイクスピア俳優ドルリー・レーンは、無実を訴える男を救い、真犯人をあげることができるのか?刑執行へのカウントダウンが始まった!最高の新訳が名作の隠れた魅力に光をあてる疾走感溢れる傑作ミステリ。

(「BOOK」データベースより)

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クイーンの作品を読むのは「Yの悲劇」に続いて...

投稿日:2012/02/08 (水)

クイーンの作品を読むのは「Yの悲劇」に続いて2作目でしたが楽しめました。レーン氏だけでなく、新たな語り手であるサム警部の娘という名探偵が魅力です。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G さん

    改めて読むと、一作ごとにレーンの変化が激しい。ラストの推理に関しては綺麗に纏まっており、読みごたえはあるが、私自身が左利きという事もあって、利き腕を根拠に構築する推理に懐疑的なので、イマイチ乗れないというのが正直なところ(私は普段、左腕に腕時計をするし、利き足に関してもサッカーボールは右足で蹴っていた)。作品のノリが冒険小説風でもあり、先の二作品が格式高い本格系であった事がこの作品にとっては悲劇。レーンの行動は怪しさ満点なので、そこをもっと強調した作品に仕上げて欲しかったという、身勝手な要求をしたくなる。

  • Kircheis さん

    ★★★★☆ クイーンの悲劇シリーズ3作目。 あのレーンが老いてしまっているのが悲しい。 その分、若く魅力的なペイシェンス嬢が主役として活躍するのだが、やや危なっかしい上に推理力も物足りない。 まぁ、前の2作が名作過ぎるので物足りなく感じるものの、本格推理に活劇と恋愛の要素を加えてエンタメ色を強めているのは好印象。 それに論理の極致ともいえる緻密な推理が語られる種明かしシーンは鳥肌もの。 ただ動機が陳腐なんだよなぁ…そのためなのか、あまり記憶に残らない作品となってしまっているのが残念。

  • nobby さん

    まず前作『Y』から10年後という設定に驚いた!今作はサム元警視の娘パティによる女探偵一人称で描かれる異色作。確かにレーンの登場少なく衰弱や失態を目にするのは寂しいものの、個人的には思わせぶりを厭わず猪突猛進に思考を披露してくれる展開は好みだった(笑)憐れな人物へ罪を被せる誘導や明らかな罠に嵌められた疑いを、理論武装はほぼ固まったものの物証が上がらない葛藤…浅はかさ極まる多勢にイラつきながら、迫り来るタイムリミットへ緊迫度は増すばかり!ラストでの老練真打ちによる消去法でのバッサリ解決に感じる爽快さはサスガ!

  • aoringo さん

    この作者の作品は相性良くないと思っていたけど、X、Yが面白かったのでこちらの本も手に取った。結果はうーん・・。Xの幾十にも張られた伏線や、Yの犯人とその動機に対する衝撃などのワクワク感が最後までみられなくて、どうしても小粒感が拭えなかった。でも法月輪太郎さんの解説で紹介していた1932年度に出版された四長編(XYギリシアエジプト)は読んでみようかな。

  • 修一郎 さん

    三作目は前作から10年後の設定,サム警部の娘ペイシェンスが語り手として登場。なんとも苦労知らずの高等遊民な頭のいい御嬢さん。X,Y同様最終章のドルリーレーンの独演会は,論理的推理が冴えわたり,消去法で下手人を特定するくだりはやはり緊迫感あります。が,X,Yに比べるとちんまい印象。解説によるとロジック推理を楽しんでもらうために,犯人側の描写を控えている…ってホンマかいな? レーンがおじいちゃんになっちゃったし…。ペイシェンスねぇ,私はいまいち。羊たちの沈黙の設定が似ているそうなので読んでみます。

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エラリー・クイーン

1905年ニューヨーク生まれ。同い年のいとこ、フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの共同のペンネーム。「エラリー・クイーン」のシリーズや、バーナビー・ロス名で書いた『Xの悲劇』『Yの悲劇』などが有名

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