時代を読む 1870‐1900 ゾラ・セレクション

エミール・ゾラ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784894343115
ISBN 10 : 4894343118
フォーマット
出版社
発行年月
2002年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,384p

内容詳細

“現代社会”を描いた最初の作家ゾラの本格的著作集。本巻では、権力に抗しても真実を追求する真の“知識人”であったゾラの、現代の諸問題を見透すような、ジャーナリスティックな筆冴えわたる作品を精選。

【著者紹介】
小倉孝誠 : 1956年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。パリ第4大学文学博士。現在、東京都立大学人文学部助教授。専門は、近代フランスの文学と文化史。著書に『19世紀フランス夢と創造』(1995年、人文書院、渋沢クローデル賞受賞)など

菅野賢治 : 1962年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。パリ第10大学文学博士。現在、東京都立大学助教授。専門は、第三共和政期・ドイツ占領期のフランス文学、社会思想

エミール・ゾラ : 1840年、パリに生まれる。フランスの作家・批評家。22歳ごろから小説や評論を書き始め、美術批評の筆も執り、マネを擁護。1862年、アシェット書店広報部に就職するが、1866年に退職。1864年に短編集『ニノンヘのコント』を出版、1865年に処女長編『クロードの告白』を出版。1870年、アレクサンドリーヌ・ムレと結婚。1871年、ライフワークたる『ルーゴン・マッカール叢書』第1巻『ルーゴン家の繁栄』を出す。その後『居酒屋』、『ジェルミナール』を経て1893年、『パスカル博士』をもって『ルーゴン・マッカール叢書』は完結。また自然主義文学の総帥として論陣を張り、『実験小説論』(1880年)を書いた。1888年、女中ジャンヌ・ロズロとの関係が生じ、その後2児をもうける。1891年には文芸家協会会長に選出。1897年暮れからドレフュス事件においてドレフュスを擁護、1898年1月、「私は告発する!」という公開状を発表。そのため起訴され、同年7月イギリスに亡命。翌年6月に帰国。1902年9月29日、ガス中毒により急死。遺骸は1908年にパンテオン廟に移された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • ラウリスタ〜 さん

    1878年のパリ万博は、1867年の第二帝政下での万博との違い、共和国フランスをアピールするとともに、普仏戦争後のフランスが復興どころか、「勝者ドイツよりも豊かに」なっていることを見せ付ける狙いがあった。意外にも愛国者なゾラの熱狂。人口減少の危機を煽るのはむしろ当時のフランスの非常に政治的な言説の一部だった(19世紀フランスの繁栄は他欧州国家に比べて高い出生率にあったから)。訳者による注、解説が相当長い(特にドレフュス)。

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人物・団体紹介

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エミール・ゾラ

1840年生まれ。フランスの小説家。自然主義を標榜する。1860年代から出版社アシェットで働きながら、文筆活動を開始。幼少期からの友人である画家ポール・セザンヌとともに、のちに印象派となるグループと交流。マネの作品に心酔し、“オランピア”が非難の的となったさいには擁護の論陣を張る。代表作に『居酒屋』

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