ジェルミナール 下 岩波文庫

エミール・ゾラ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003254493
ISBN 10 : 400325449X
フォーマット
出版社
発行年月
1975年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,234p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • アドソ さん

    労働者、ブルジョワジー、革命家、煽動家、テロリスト。悪いのは誰なのか。労働者が一時の暴動でブルジョワを倒したところで、それは新しいブルジョワを生むだけなのだ。社会の構造自体はなんら変わらない。皆が自分に利益を引き込もうと画策する中で、テロリストだけは自分に何の得にもならない活動で他人だけを不幸にする。論理が狂っている。最悪の展開と壮絶な救出劇。

  • umeko さん

    「芽生え月(ジェルミナール)」通り、過酷な労働者たちに闘争心が芽生え、将来の改革に向けての希望がある。ゾラの最高傑作と言うのも肯ける。

  • サニジョプッ さん

    この下巻に描かれる主人公とヒロインの凄絶過ぎるラブシーンは、西欧近代文学のハイライトの一つだと確信している。

  • Sin'iti Yamaguti さん

    凄惨・凄絶なまでのラストからは普通ならば絶望しか生まれないように思われるが、エティエンヌは一段と成長する。そこにゾラは将来の社会への希望を託しているようだ。ジェルミナール=芽吹き月、のタイトルがここに明らかになる。

  • →0!P! さん

    炭坑が、近代を体現した無機的な怪物として立ち上がる。このモチーフは、「獣人」における機関車に似ている。だがこの怪物は単にのたうち回るのみではなく、エティエンヌを飲み込んだのち浄化して地上に帰す、ヨナ書の大魚のようでもある。エティエンヌは自身の暴力性を解放し宿敵を打ち倒し、愛する女との合一を果たす。過去を超克し、また新たに民衆の力のうねりへと流れ込む。生き埋めの人間を助けるためにブルジョワジーと労働者たちが一心になる姿は、人類の夢が一時的に顕現したものか。希望はまだある。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

エミール・ゾラ

1840年生まれ。フランスの小説家。自然主義を標榜する。1860年代から出版社アシェットで働きながら、文筆活動を開始。幼少期からの友人である画家ポール・セザンヌとともに、のちに印象派となるグループと交流。マネの作品に心酔し、“オランピア”が非難の的となったさいには擁護の論陣を張る。代表作に『居酒屋』

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品