エドワード ケアリー

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穢れの町 アイアマンガー三部作2

エドワード ケアリー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488010683
ISBN 10 : 4488010687
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
366p;20

内容詳細

月桂樹の館で暮らす男の子ジェームズ。館を逃げ出したジェームズは、フィルチングの町で、決して使うなと言われていた金貨でパンを買ってしまう。それがとんでもない事態を招くとも知らず……。物の声を聞く能力のあるクロッド・アイアマンガーと、召使いのルーシー。世にも奇妙で怖ろしい運命に見舞われた二人の運命は? 堆塵館に何が起きているのか。著者本人によるイラスト満載。『堆塵館』で読書界に衝撃を与えた三部作第二部。

【著者紹介】
エドワード・ケアリー : 1970年にイングランド東部のノーフォーク州で生まれる。これまでに長篇小説『望楼館追想』(2000)『アルヴァとイルヴァ』(2003)を発表。イラストレーター、彫塑家としても国際的に活躍。現在はアメリカ合衆国テキサス州で妻と子供ふたりと暮らしている。妻はアメリカの作家エリザベス・マクラッケン

古屋美登里 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    ストーリーはどんどん膨らんでいく。ある男の子はある物になり、ある物は女の子になり、それが誰かの手に渡ったり、仕舞われてしまったり…、名前をしっかり覚えなくては、ストーリーの流れに振り落とされそうになる。世界の工場だった頃のイギリス、ロンドン。その大気汚染の凄まじさ、人口爆発によるゴミの増大と堆積、不衛生な暮らしなどが、揶揄されている。史実も絡め、話は展開していく。アイアマンガーとは、その一族とは何なのか。第三部が揃わないことには、話は渦を巻いたまま…。

  • 紅はこべ さん

    やっと堆塵館と月桂樹の館の違いがわかった。クロッドと彼の栓の記憶の違いはどうなっている?物に変化する=死ではないよね。これは革命の話なのか。穢れの町の住人がアイアマンガーに反乱を起こし、アイアマンガーはロンドンに反旗を翻す?ルーシーの成長が著しい。優しくて勇敢な少女闘士。アイアマンガーの兵士の作り方、どんなSFよりも斬新。ある意味エコ。次はいよいよロンドン。ヴィクトリア女王治世のロンドンには、ホームズも切り裂きジャックもいるけど、それは出てこないよね。

  • KAZOO さん

    前回の作品が途中で終わったような感じでしたが、今回も若干そのような傾向がみられます。それにしてもものすごい小説であるなあという気がします。ディケンズを髣髴させると解説で書かれていますがそれよりももっと猥雑な感じです。この著者が描いている絵がさらにその感じを増幅させています。このような小説を映画にしたら、と考えると私などはぞっとします。

  • naoっぴ さん

    アイアマンガーの物語第2部。第1部の衝撃のラストが気になって、本が届いてすぐ読み始め、その勢いのまま読み終わり、またまた気になる終わりかた!ミヒャエル・エンデの世界観にジブリエッセンスを振りかけたイメージで楽しんでいますが、物語全体の熱量がすごいです。人が物に変わり物が人に変わり!? 塵で作られた偽人間とか塵を引き寄せる人とか、イマジネーション豊かな物語世界に終始わくわく。クロッドとルーシーの愛の冒険譚はこの先どうなるのでしょう。さて3部も買わねば!

  • かえで さん

    三部作の2。物語は館から町へ。前作でとんでもないことになったクロッドとルーシーの運命やいかに。前作はとんでもないところで終わりましたが、今回もとんでもないところで終わります。私は今すぐ続きが読めるから良いけど、まだ三部が刊行される前に読み終えた人は本当に悲鳴をあげたのでは…?個性的な登場人物、舞台、物たち。この狭い地域で展開されながらも壮大な物語がどのような結末を迎えるのか…しっかり見届けたいと思います。ファンタジーでミステリーでボーイミーツガール。こんな物語が読みたかった。さあ三部を読みましょう。

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