エドワード・チャンセラー

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新訳 バブルの歴史 最後に来た者は悪魔の餌食 ウィザードブックシリーズ

エドワード・チャンセラー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784775972335
ISBN 10 : 4775972332
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
551p;20

内容詳細

本書は17世紀から現在に至るまでの株式市場における投機の歴史を生き生きと描き出したほかに類を見ない魅力的な書である。投機の精神の起源を古代ローマにまでさかのぼり、それが近代世界によみがえった様子を年代順に、分かりやすくまとめている。近代でのバブルの始まりとは、1630年にオランダで起こったチューリップバブルだった。金メッキ時代から狂騒の1920年代、19世紀の鉄道狂時代から1929年のウォール街大暴落、ジャンクボンド王のマイケル・ミルケンに代表されるカウボーイキャピタリズムや、日本のバブルであるカミカゼ資本主義、現代の情報時代に生まれたデイトレーダーまで、いつの時代にも存在した、またこれからも存在するであろう人間の飽くなき強欲と愚行と狂気の結末を描いた興味深い1冊!

目次 : 序文―最後にやって来た者が悪魔の餌食になる/ 「バブルの世界」―金融投機の起源/ チェンジアリーの株式売買と一六九〇年代のプロジェクトの時代/ 忘れ得ぬ許しがたい南海計画/ 黄金の見かけにだまされた一八二〇年代の新興市場ブーム/ 迅速な交通手段―一八四五年の鉄道ブーム時代/ 金メッキ時代―だまされ、魔法にかけられ、悪魔にとりつかれた時代/ 新時代の終焉―一九二九年の世界恐慌とその余波/ カウボーイキャピタリズム―ブレトンウッズからマイケル・ミルケンまで/ カミカゼ資本主義―一九八〇年代の日本のバブル経済〔ほか〕

【著者紹介】
エドワード・チャンセラー : ケンブリッジ大学とオックスフォード大学で歴史を学び、1990年代初期、投資銀行のラザード・ブラザーズに勤務。フリーライターとして、フィナンシャル・タイムズやエコノミストを中心に執筆

長尾慎太郎 : 東京大学工学部原子力工学科卒。北陸先端科学技術大学院大学・修士(知識科学)。日米の銀行、投資顧問会社、ヘッジファンドなどを経て、現在は大手運用会社勤務

山下恵美子 : 電気通信大学・電子工学科卒。エレクトロニクス専門商社で社内翻訳スタッフとして勤務したあと、現在はフリーランスで特許翻訳、ノンフィクションを中心に翻訳活動を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • masabi さん

    【概要】ローマから日本までバブル期の事例集。【感想】イノベーションに資金が集まり技術革新を促す一方、強欲の加速、モラルの低下、過度の楽観などが蔓延る。用語やテクノロジーの装いを変えていつの時代にもバブルは存在したが、現代に近づくほどバブル崩壊後の代償が大きくなっている。日本のバブルの特徴は行政や制度と証券会社、事業会社が結託し資産バブルが起きて、ハンドリングに失敗した点だろうか。アメリカでもバブルは起きたが、日米での展開がこうも違う原因については別途調べたい。

  • GASHOW さん

    好景気を誰もが望むが、誰もが実感している場合は、バブル経済になっている可能性が高い。マネーは、誰かの借金が必要なので、儲かっている山が大きいと同じ大きさの穴が必要になる。人が儲かると信じられさえすれば良く、チューリップバブルか有名だ。球根か作られる前に高騰して、受け渡しができない事故とともに破綻した。破裂する膨張をバブルと名付けた人は、なかなかのセンスがある。

  • スプリント さん

    俯瞰してみるとうまい話には罠がある。 仕掛け人もただでは済まないことが多い。 ということがよくわかる。 でも投資や投機に走って一攫千金を夢見ることは諦められないから今後もバブルは生まれ弾けるのだろう。

  • くらーく さん

    第9章 カミカゼ資本主義。いやはや、なんて愚かな事をしていたのだなあと。確か、一部上場企業の株価で3桁のがなくなっていたんだっけ。per3桁なんて信じられないわな。でも、ええじゃないか、じゃないけど、踊らなソンソンの感じが良く分かるわ。 それにしても、バブル崩壊から30年になろうとしているのに、未だに株価は当時を下回ると。日本だけが特殊なのか、アメリカが特殊なのか。バブルが弾けると悲惨だけど、バブル中は夢中なのだわなあ。若い子にも経験させてあげたいわ。いちども、高度成長を経験していないものね。

  • Gusuku さん

    日本のバブルについて書かれている貴重な本。カミカゼ資本主義とは、マイケルルイスが名付けたそうだ。本はそこで終わってるけど、その後サブプライムローンバブルが起きたよね!

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エドワード・チャンセラー

金融史研究者、金融ジャーナリスト、ストラテジスト。ケンブリッジ大学トリニティカレッジで歴史学を学び、第一級優等学位で卒業。オックスフォード大学で啓蒙思想史を研究し修士号を取得。1990年代初頭からロンドンの投資銀行ラザード・ブラザーズに勤務。その後、Breakingviews.comにて金融コラムニ

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