「恐るべきオルガニスト」といわれるフランスの作曲家
ティエリー・エスケシュ作品集
ティエリー・エスケシュは、パリ音楽院で最優秀賞を8つを取得、パリ・クラシック音楽大賞をも受賞した鬼才オルガニスト及び作曲家です。彼は学生時代より即興を得意とし、様々な時代の音楽要素を取り入れて斬新な現代音楽に仕上げて行きます。例えばそれはレーガーやメシアンの音楽とは全く異なり、シンフォニック・ロックのようにも聞こえるかもしれません。ハーモニーは、すべて彼の作品で重要な役割を果たしています。フランス音楽の特異性を作るの調和のこの感覚は、彼の音楽の主要な構成成分で、そのダイナミクスと色を作成するすべての関数(ディレイ、装飾音符、緊張、弛緩)が使われています。また、バルトーク的な音楽と偉大な対位法の妙技によっての複雑なポリリズムは、「心底後世に残したいと思った数少ない現代作品」と高い評価を得ています。
『ヴァイオリン協奏曲』は、2012年5月アルミンク&グリマルによって新日本フィル定期公演にて日本初演が予定されています。(ユニバーサルIMS)
【収録情報】
エスケシュ:
1. オルガンと管弦楽のためのソーラー・ボート (2008)
2. 『夜の狂気』 (2008)
3. ヴァイオリン協奏曲 (2009)
ティエリー・エスケシュ(オルガン:1)
ノラ・グビッシュ(メゾ・ソプラノ:2)
ダヴィッド・グリマル(ヴァイオリン:3)
リヨン国立管弦楽団
準・メルクル(指揮:1,2)
クリスティアン・アルミンク(指揮:3)
録音時期:2009年4月23日(1)、2008年5月22日(2)、2009年10月8日(3)
録音場所:リヨン、モーリス・ラヴェル・オーディトリアム
録音方式:デジタル