エイモリー B ロビンス

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新しい火の創造 エネルギーの不安から世界を解放するビジネスの力

エイモリー B ロビンス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478016978
ISBN 10 : 4478016976
フォーマット
出版社
発行年月
2012年10月
日本
追加情報
:
517p 21cm(A5)

内容詳細

本書で提案するのは、ビジネスモデルを活性化させ、クリーン・エネルギーをめぐる競争に勝つための新たなビジョンだ。それは、政策によって強制されるものではなく、持続的な利益を目指すビジネス主導で行われる。描かれているのは、現在から格段の経済成長を遂げた2050年への道筋と競争戦略である。そこでは石油や石炭、核エネルギーは無用で、天然ガス使用量も現在の3分の1以下となる。新たな発明も不要だ。「新しい火の創造」は、利益と雇用から、国家安全保障や健康、環境への責任まで、理路整然と、収益性のある実際的な道筋を指し示している。さらには、明晰かつ巧みに、企業が新たなエネルギー時代を築くという、驚くべき機会を明らかにしている。

目次 : 第1章 燃料の非化石化/ 第2章 運輸―目的に合った乗り物とそのスマートな使い方/ 第3章 建物―快適性と効率性をもとに上げる設計デザイン/ 第4章 工業―モノの作り方を再構成する/ 第5章 電力―繁栄を再構築する/ 第6章 選択肢は多いが未来は一つ

【著者紹介】
エイモリー・B・ロビンス : 物理学者で、ロッキーマウンテン研究所の共同創設者・会長・チーフサイエンティスト。ハーバード大学とオックスフォード大学で学び、オックスフォード大学では特別研究員も務めている。これまでに30冊の著作、450の研究論文を発表しており、受賞した賞には、ブルー・プラネット賞、ザイード未来エネルギー賞、ボルボ賞、オナシス賞、日産賞、新郷賞、ミッチェル賞、ベンジャミン・フランクリン・メダル、ハッポルド・メダル、ハインツ賞、リンドバーグ賞、ライトライブリフッド賞(「もうひとつのノーベル賞」)、ナショナル・デザイン賞、ワールド・テクノロジー賞がある

山藤泰 : YSエネルギー・リサーチ代表。関西学院大学大学院総合政策研究科客員教授。環境エネルギー政策研究所(ISEP)理事。1961年東京大学法学部卒業後、大阪ガス入社。1966年にはフルブライト留学生として米国ミシガン大学経営学大学院修士課程に留学。以後、40kWリン酸型燃料電池のフィールドテスト責任者、ロンドン事務所長、国際部長、エネルギー文化研究所長などを歴任。2001年大阪ガス退社。自然エネルギー・コム取締役などを経て現職。滋賀県新旭町、同高島市、兵庫県加古郡稲美町など、近畿地区を中心に地域のエネルギービジョン策定に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mura_海竜 さん

    『新しい火の創造』それは革命的な出来事のように思える。化石燃料からの脱却。それを補うだけの再生可能なエネルギーへの転換、効率化技術・生産性を高めた利用・統合設計デザイン。『緑豊かで安全な社会の実現』を目指す、ロッキーマウンテン研究所の研究所知見を要約したもの。外部の専門家にもチェックを受けている。若干、難しい部分がある。化石燃料の多くを消費している運輸・建物・工業・発電にセクター別でまとめられている。障壁も当然ある。新しい火を創造し、燃え立たせるために可能性を示している。それも大きくぶれない形で。

  • まめタンク さん

    2019年259冊目。 自動車は100%のエネルギーに対して、実際に運動に変換されるのは10%で90%は熱に変換されていく、という話は有名ですが、本書では電源は原発か?太陽か?風力か?という事よりも、窓を二重にしたり、車を効率的に運転する事でエネルギーを節約しよう事に重点が置かれています。本書で一番驚いた点が、エネルギー改革が負担ではなく投資だという事です。本書の例ですが、アメリカのエンパイアステートビルは2億ドルの投資で最新の設備に改修し、たった数年でその元を取ったそうです。環境はビジネスなのです。

  • イノベーター さん

    超詳細なレポート。脱原発、脱化石燃料の道筋。

  • coolflat さん

    技術革新から生活スタイル、個人の意識に至るまでを漸進的に変革することで、2050年までに化石燃料ゼロの社会を実現しようという提言がなされている。本書が目指す化石燃料ゼロの社会は、世界一エネルギーを使用し、且つ世界一エネルギー不効率な米国をモデルにしている。尚、化石燃料ゼロだからと言って、再生エネルギー教条主義になってはいない。提言されている内容は詳細で具体的で多岐に渡る。ポイントは漸進的であるということ。そこで鍵になるのは分散型システムと高効率化である。また原子力やメガソーラーを否定しているのも好印象だ。

  • Kentaro さん

    米国の工業部門に、化石燃料を他のものに置き換える機会と意欲があるか。エネルギーは重要であるが、管理可能なコストでもある為、天然資源の価格が上がる中で、競争が激化し続ける世界にある市場は、最も上手くコスト管理する企業に利益をもたらす。更に、エネルギーの不安定な価格変動と供給中断のリスクを引き下げたり回避できれば、事業全体のリスクが小さくなる。又、リオ条約に則する形で積極的に気候変動リスクを管理すると、世界経済で大体80%の炭素除去が必要で、工業部門での化石燃料の節減が41%では不足し、置き換えは進むだろう。

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