ウィリアム・シェイクスピア

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新訳 テンペスト

ウィリアム・シェイクスピア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903225470
ISBN 10 : 490322547X
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
122p;25

内容詳細

従来の訳では「妖精」とされてきたエアリエルは、妖精ではなかった。新訳で明らかになるシェイクスピアによる、フェアリー(妖精)とスピリット(精霊)の違い。妖精学の第一人者ならではの、妖精の視点とエリザベス朝時代の価値観からとらえなおした完全訳をここに。アーサー・ラッカムの挿絵が美しくも妖しい世界へと誘う、井村君江渾身の『テンペスト』決定版。

【著者紹介】
ウィリアム・シェイクスピア : 英国の劇作家であり詩人。エリザベス朝演劇を代表する作家。卓越した人間観察眼と内面の心理描写により、最も優れた英文学の作家とも言われ、膨大な著作は、初期近代英語の実態を知る上で貴重な言語学的資料となっている。生まれはイングランド地方ストラトフォード・アポン・エイヴォンで、1592年には新進の劇作家として活躍した。1612年頃に引退するまでの約20年間に、四大悲劇「ハムレット」「マクベス」「オセロ」「リア王」をはじめ、多くの傑作を残した。1616年4月23日、52歳で死去

ア-サ-・ラッカム : 1867‐1939。ロンドンに生まれる。18歳からウェストミンスター火災保険会社に勤めるかたわら、1884年に夜学のランベス美術学校に入学し、絵入り雑誌にスケッチを寄稿。1892年、25歳のときに退職し、その後『ウェストミンスター・ガゼット』紙や『ペル・メル・ガゼット』紙の挿絵画家として活躍する。1906年にミラノの国際美術展で金賞、1911年のバルセロナの国際美術展でも金賞を受賞。1939年、リンプスフィールドの自宅で死去した

井村君江 : うつのみや妖精ミュージアム名誉館長。福島県妖精美術館館長。1965年東京大学大学院比較文学比較文化博士課程修了。ケンブリッジ大学、オックスフォード大学客員教授。イギリス・フォークロア学会終身会員。明星大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まさむ♪ね さん

    まったくうちのご主人さまときたら人使い…じゃないや、スピリット(精霊)使いが荒いったらありゃしない。自分の復讐だろ、魔法が使えるんだからぜんぶ自分ですればいいじゃないか、なんでもかでもおいらにやらせやがって。ああ結局あれだ、おいらがいなくちゃだれもなんにもできやしないんだ!なんてったっておいらは空気の精、エアリアルさまだからな。おおっといけね、こんなところで油売ってる場合じゃないや、さっさと海のニンフに変化してご主人さまのもとに戻らなくちゃ。さもないとあの強力な魔法で何されるかわかったもんじゃないからな。

  • rinakko さん

    再読。訳者解説で、“エアリエルは妖精ではなかった”とする理由について詳しく説明されている。例えばパックはfairy(妖精)であり人間のshadow(影)、一方エアリエルはspirit(精霊)でありsoul(魂、精神)。『夏の夜の夢』に出てくるのは群れを成して暮らす妖精(トゥルーピング・フェアリー)だが、対してエアリエルは使い魔(ファミリエール)であり、スピリットとしか呼ばれていない。なるほど。

  • nightowl さん

    登場人物紹介の名前順が覚えやすいものになっているだけでも非常に助かる。ファンタジー+ユーモアが上手く表現された名訳。ただ、挿絵の位置が該当ページより微妙にずれていたり一部分にまとまっているのは何とかならなかったのか...

  • La Principita さん

    語りなおしシェイクスピアを読むために、まず原作から。恥ずかしながら、きちんとシェイクスピアを読むのは初めてかも。苦手意識のあった戯曲だったが、軽妙なセリフ回しと、底本で使用されていたという挿絵のお陰で場面を思い描く助けとなった。たまたま図書館にあったものがこの出版社のものだったのだが、妖精と精霊の違いにこだわって訳されたとの説明があるが、その違いが作品にどう影響するのか、私には理解できず。

  • La Principita さん

    語りなおしシェイクスピアを読むために、まず原作から。恥ずかしながら、きちんとシェイクスピアを読むのは初めてかも。苦手意識のあった戯曲だったが、軽妙なセリフ回しと、底本で使用されていたという挿絵のお陰で場面を思い描く助けとなった。たまたま図書館にあったものがこの出版社のものだったのだが、妖精と精霊の違いにこだわって訳されたとの説明があるが、その違いが作品にどう影響するのか、私には理解できず。

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