ウィリアム・シェイクスピア

人物・団体ページへ

冬物語 岩波文庫

ウィリアム・シェイクスピア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003725108
ISBN 10 : 4003725107
フォーマット
出版社
発行年月
2023年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
?山智成 ,  
追加情報
:
300p;15

内容詳細

「カミロ、おまえは見なかったのか?―おれの妻は浮気女だと」。王妃の密通という“物語”にふと心とらわれたシチリア王は、猛烈な嫉妬を抱き…。人は心の“冬”をいかに生き延びるのか。円熟した筆が物語を自在に操り、悲喜劇交錯するドラマを描く、シェイクスピア晩年の傑作。清新な翻訳が原文の豊かなリズムを伝える。

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 春ドーナツ さん

    西洋の書物に日々親しんでいる。すると、その中で言及されるテクストで頭抜けているのは聖書。次がシェイクスピアじゃないかと個人的に思うようになった。原典にあたっておいた方が読書が豊かになると考え、昔、文春新書で新約の半分を、数年前、沙翁の戯曲を10編まとめて挑戦した。なんか、前置きで終わりそうだけれど、最近岩波文庫の新刊を読むことを習慣にしていて、本当に前置きのみで突き進みそうなので、以下、というか、復元されたグローブ座の写真が掲載されていて、屋外劇場なんですよね、ええと、訳者あとがきが良かった。あとは、ええ

  • amanon さん

    タイトルから何となし淡々とした内容を想像していたのだが、前半はシチリア王の嫉妬心から発した妄想を巡るかなりドロドロとした展開でちとびっくり。人間、マイナスの方向に思考が進むと際限がないのだな…という気にさせられる。それに比べると、後半はかなりご都合主義というか、お気楽なストーリーで、前半との対比が妙。ただ、解説にもあるように、韻文と散文が混在しているというかなり特異なスタイルで、舞台では韻文はメロディーをつけて歌われていたとのことで、一度舞台を見てみたいという気にさせられる。まさかのラストシーンも妙。

  • スローリーダー さん

    シェイクスピアが観客を大いに意識して作り上げたと想定してこの舞台劇を読むと、またひとつ面白さが加わる。いちいちその場の観客の反応を聴きながら演劇を進める当時の劇場の様子を頭に思い描いた。あたかもTDLやピューロランドの舞台に観客が惹き込まれる様子を。前半はお得意の疑心暗鬼が膨張する耐え難い悲劇、中盤は俗物が滑稽な中休み、そして終盤は誰もが幸福感に浸れる驚きのハッピーエンド。ポーライナの才知に感服し、ハーマイオニの神々しさに感動し、そして為政者レオンティーズの拙劣さに嘆息した。只、演劇の台詞は読みにくい。

  • いっこ さん

    悲劇の発端となるリオンティーズの嫉妬というのが、現代人から思うと(いや、家臣や侍女たちも気づいていた)馬鹿みたいな妄想にもかかわらず、悲劇とも喜劇ともいえるこの物語、最後まで楽しめた。結末はきっと観客を喜ばせたことだろう。文学的な解釈は別として、私としては賢いポーライナの夫も、どこかから戻ってきてほしかった。『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』を読んでいたせいか、熊の出番も興味深かかった。

  • 葛 さん

    シェイクスピア作 2023年2月15日第1刷発行 訳者:緕R智成 発行者:坂本政謙 発行所:株式会社岩波書店 印刷:三陽社 カバー:精興社 製本:中永製本 定価:850円+税

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

ウィリアム・シェイクスピアに関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品