ウィリアム・シェイクスピア

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リア王 白水Uブックス

ウィリアム・シェイクスピア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560070284
ISBN 10 : 4560070288
フォーマット
出版社
発行年月
1983年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
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18cm,246p

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まふ さん

    単なるリア王の「老害・老人ボケ」だけとは言い切れぬ要素を含んだ重厚かつ強烈な一篇。シェークスピアらしく「たった一言」に反応してすべてがひっくり返ってしまう浅はかな世界もさることながら、姉二人の根っこからの「悪人」を当初から誰も見抜いていなかった、という設定が恐ろしい。荒野をさまようリア王の姿は誰しもが意識し感じる荒涼感を現わしているようでもあり、我々にも心に痛く届く。物語はシェイクスピアとしてはかなりの重層化構造になっており、人々の魂や想いが錯綜しつつ飛び交って重い。見事な古典劇である。

  • ♪みどりpiyopiyo♪ さん

    読書会に向けて、訳違いで読み比べ♪ 物語の感想は→ https://bookmeter.com/reviews/85258058  ■この白水Uブックス版は、1983年 英文学者で演劇評論家の小田島雄志訳。スムースな訳は読みやすいんだけど、光文社版と比べると、意味や情景、舞台のダイナミックさ等を読み取りにくいかな。■巻末の解説は、英文学者の上野美子さん。シェイクスピアの戯曲と上演、批評などを時代背景と共に語ってて、なるほどなーって思いました ( ' ᵕ ' ) (1604〜1609年?、1983年 訳)

  • スズコ(梵我一如、一なる生命) さん

    オセロー以外のシェイクスピア4大悲劇を読んだ時点では、リア王が一番作品として面白く、また悲劇らしかった。理由を考えるに多分、ハムレットやマクベスのような悪意と狂気一辺倒ではなく、臣下ケント伯の忠義や、末娘の不変の愛、エドガーの父グロスター伯への誠実さなど善意が織り交ぜられ、それでも悲劇に向かっていくところがあったからだろう。まぁでもそもそもリア王が間違ってるよね。あと、3作を読んで、いずれも女が超悪役として登場していて、もしやシェイクスピアは女がお嫌い?とか思ってしまった。

  • マウリツィウス さん

    【KING/LEAR】古典戯曲性を再考したウィリアム・シェイクスピアは事実上古典ギリシャ時代の遺産を継承するもそれを暗号化手法に潜ませる。このテクスト意義は従来《表記化》つまり訳文を自在参照する統治国家建築に意味が由来しており、「古典主義」幻想を打ち砕いた『リア王』は新約聖書時代を放棄することでのギリシャ神話性を打ち立てるもゲーテ以降を批判刷新、すなわち《読解多義性》と仮呼称された存在意味は正答でもあり無限解釈を提起し続け『リア王』の三位一体概念は否定弁証法を象徴化していた。/記憶とは象徴に座する詩論集成

  • マウリツィウス さん

    【「3」記号数】シェイクスピアにおける「三人」/「対照」とはトリニティ/二重鏡を意味しない。その意図には三博士ではなくノルン=北欧存在、つまり彼は暗号化原典において謎解きを問うために作中に「象徴」すなわち「異教的薔薇」を埋め込んでいるのだ。そしてオイディプス連環するもその対極存在・リア王を史実から見出す。高次暗号文書資料性は古代ギリシャ語由来だが経由したのは恐らくビショップ・バイブル。この定本を形式に導入することでカオスは深まり奈落は形成、崩れ落ちる王権を見据えるのは現実意味での「主人公=道化」である。

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