ウィリアム・シェイクスピア

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マクベス 光文社古典新訳文庫

ウィリアム・シェイクスピア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334751647
ISBN 10 : 4334751644
フォーマット
出版社
発行年月
2008年09月
日本
追加情報
:
16cm,231p

内容詳細

「ヘエエエイ、マクベース!」荒野で三人の魔女から呼びかけられた闘将マクベス。やがては王になるとの予言どおり、ひたすら血塗られた裏切りと栄達への道を突き進む。王の座を手中におさめたマクベスの勝利はゆるがぬはずだった、バーナムの森が動かないかぎりは…。

【著者紹介】
ウィリアム・シェイクスピア : 1564‐1616。イギリスの劇作家、詩人。若くして故郷を出、ロンドンで役者となった後、座付作者として活躍。『ハムレット』『オセロウ』『リア王』『マクベス』の四大悲劇など、37編の劇を残し、エリザベス時代を代表するばかりか、時代と国境を超えて、世界文学史上最大の作家の一人に数えられている

安西徹雄 : 1933年生まれ。元上智大学名誉教授。また、「演劇集団“円”」を拠点に、シェイクスピアをはじめ、多くの芝居の翻訳・上演にたずさわった。2008年5月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    実在したスコットランド王を元に、シェイクスピアが創作した有名な四大悲劇のうちのひとつ。初演は、1606年デンマーク王クリスチャン四世をハンプトン宮殿に迎えて、イングランド王ジェイムズ一世が主催した御前公演だったらしい。エリザベス一世の後、スコットランド王ジェイムズ六世がイングランド王を兼ねることになったことを鑑みると、マクベスとバンクォーの関係は、メアリー一世が処刑されてその息子が両国の王となったことを仄めかしたものとも言える。魔女の言葉を信じて一度悪事に手を染めれば、次に行う悪事のハードルが低くなる。

  • molysk さん

    勇猛なる将軍マクベスは、荒野で出会った三人の魔女から、王となる予言を告げられる。夫人からの教唆にも背中を押されて、迷いを断ち切って主君ダンカンを手にかけるも、血塗られた手を見て心を乱して、安らかな眠りを永遠に失う。度重なる裏切りの果てに、王位へとたどり着いたマクベスに、先王の遺児の率いる軍勢が迫る。夫人は罪の意識に正気を失って息絶え、マクベスは一騎討ちに敗れて最期を迎える。忠実なる家臣であったマクベスが、魔女の言葉に野心を抱いて決起するも、良心の呵責に苛まれながら破滅へと向かう姿に、悲劇を感じさせる。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    私は『マクベス』が好きだ。何故ならば、『マクベス』は常識では考えられないことが成就してしまったことや無意識による恐ろしさを描いているからだ。人の破滅を加速させる事象の描き方は怪奇小説的である。しかし、三人の魔女がマクベスに呼びかける時は自然に「マクベスや、マクベスや」と脳内で訳して読んでいたので、この本での「ヘエエイ、マクベス!!」という訳し方には度肝を抜かれました。もう、この言葉で三人の魔女がケミカルウォッシュ加工でスタッドや編上げ、ダメージ加工している服を着たパンクな魔女にしかイメージできない…(笑)

  • 33 kouch さん

    人は潜在的に野心はあり自己顕示欲もある。自分以外の誰かに「一歩先の未来」を言い当てられ、「貴方は特別な存在になれる」と言われたとき暴走しないで冷静に入れるか。ただの自信として胸に閉まっておけるのか。話しを抽象化させながら自分に置き換えてみる。もはや自由な人生は生きられないだろう。身近にそれを煽る妻なんていたら尚更無理。 運命に縛られ却って翻弄されるつまんない人生。死ぬ瞬間にそれに気づく。たとえそれが悲劇で、感傷的な人生でも不自由で嫌だ。とても教訓となる疑似体験が出来た。

  • sin さん

    先に読んだ喜劇2作品とは打って変わっての悲劇ではあるが解題に示唆されているように魔の者に唆されて判断を誤る所に共通点がある。一夜の夢・一時の狂乱とするならば善し、自らの人生を変えるとなればあたりまえだがそこには大きな責任が伴うと言った所か?今回はイベント【第22回 海外作品読書会(8月22&23日)シェイクスピア450年】を機に初めてのシェイクスピア作品に触れたわけだが、いつの日かその舞台を観てみたいとの思いが強くなった。最後にこのイベントに参加していただいた皆様に多謝!

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