ウィリアム・サマセット・モーム

人物・団体ページへ

モーム短篇選 上 岩波文庫

ウィリアム・サマセット・モーム

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003725023
ISBN 10 : 4003725026
フォーマット
出版社
発行年月
2008年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,333,13p

内容詳細

長篇小説『人間の絆』『月と六ペンス』の作家サマセット・モーム(一八七四‐一九六五)は、絶妙な語り口と鋭い人間描写で読者を魅了する優れた短篇小説も数多く残している。希代のストーリーテラー・モームの魅力を存分に楽しめる作品を厳選して収録。

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ehirano1 さん

    「エドワード・バーナードの転落」について。当時のシカゴの常識や価値観からは確かに「転落」という言葉がふさわしいのかも知れません。しかし、各々所々で常識や価値観が独自に存在することを鑑みると、エドワードの大々的なキャリアチェンジは決して「転落」などではなく「転機」であり且つ、僥倖だったのではないかと思います。働き方改革を施行しなければならなくなったこのご時世、もう一度価値観というのは相対的であることを思い出させてくれます。

  • ももたろう さん

    モームの短編集はあまりに面白い。彼の文章は分かりやすく明快で、重々しいテーマでも彼特有のユーモアと軽快さで読むものを惹きつける。この作品の本質からは外れるけど、最も素晴らしいと思うのは彼の観察眼。特に人物描写の細かさが本当に勉強になる。背丈、顔立ち、服装、表情、言動、全てを具に観察し、そこから人間の心理を鋭く分析し、明快に突いてくる。これは小説として楽しませてもらえるだけでなく、日々仕事をしていく上で大変重要だと考えている要素。自分もこういう作品に親しむ事で、観察力を高めていきたい。下巻が楽しみだなあ。

  • コジ さん

    ★★★★☆ 久しぶりのモームの短編集。どうやら上巻は女性に厳しい目を向けた作品の特集に思える。だからと言って、決して辛辣な言葉を連ねるような内容ではなく、女性の計算高さなど男性が知りたくない面をモーム得意の鋭い人間観察で描きつつ、ユーモアのある落ちで閉める作品群となっている。この編成、編者はモームをよく研究していると言える。一部既読の作品もあったが、訳者が変わると作品の雰囲気も変わり新鮮な印象を持って読むことができた。こうなると、さらに既読作品の多い下巻がかなり期待できる。

  • ほりん さん

    モームの長編は印象深いものが多かったが、短編はほとんど読んだ記憶がなかった。唯一、ここにも入っている「九月姫」は「九月姫とうぐいす」という題の絵本で読んだことがあった。武井武雄のさし絵の美しい絵本で、愛読書の一つだが、モームが原作者だったことはずっと後で知った。今回改めて、モームが短編の名手だったことを知った。文化や土地柄の違いや価値観の違いなどにさらされたとき、人間がどのように変貌するか、鮮やかに描き出している。

  • 絹恵 さん

    何かひとつを手に入れるために魂を失ってしまったら、あなたはもう大事な人の魂に触れることは出来なくなると思います。私はあなたの失った魂を見つけに行くことは出来るだろうか。「自分の愛する人の幸福を自分の幸福より優先させるのは、誰にとっても大変難しい」愛するがゆえに。でもそれでいいのだと言ってもらえたように感じました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

ウィリアム・サマセット・モームに関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品