イタロ・カルヴィーノ

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梨の子ペリーナ イタリアのむかしばなし 世界のむかしばなし

イタロ・カルヴィーノ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784776409281
ISBN 10 : 4776409283
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
40p;30

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ちょっと怖い雰囲気もあるイタリアのおとぎ...

投稿日:2021/06/16 (水)

ちょっと怖い雰囲気もあるイタリアのおとぎ話。あくまで雰囲気であって怖くはないです。でもなんかそもそもの原典のおとぎ話ってこんな風なんだろうなと思う。優しく勇敢なペリーナがちゃんと幸せになるのでほっとする。

kam さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • seacalf さん

    きっかけはもちろんイタロ・カルヴィーノ。どんな絵本に仕上がっているか楽しみだったけれど、頁を開けば瞬く間に酒井駒子さんの絵力に心奪われる。とにかくペリーナがキュートなこと。イタリアの昔話が元になってるらしいが、ちょっと残酷で理不尽、そしてリズミカルな話の展開がいかにもフォークロアっぽくていい。最後はお約束のエバーアフターな結末にほっこり。絵の心得はさっぱりだが、やっぱり酒井駒子さんはすごいな。どうしてこんなにも心奪われるのだろう。

  • ☆よいこ さん

    絵本。酒井駒子さんの絵が好き。▽梨と一緒に売られたペリーナは、かしこくて優しい少女だった。王子様と親しくなり、他の召使に嫉妬されたペリーナは、王様に命じられ魔女の宝物を取りに行く。途中梨の木の上で休んだペリーナは、不思議なおばあさんの助言ともらった道具で困難を乗り越え、宝物を持ち帰ることに成功する。ハピエン▽読み聞かせ約11分。

  • ちゃちゃ さん

    まるで梨の精のような、可憐で清楚な雰囲気をまとう梨の子ペリーナ。本作は、果樹栽培が盛んなイタリア北部のモンフェッラートに伝わる昔話だそうだ。ペリーナは理不尽な仕打ちに屈せず魔女の宝ものを探しに行く。偶然出会ったおばあさんの言葉を素直に受け入れ、手にしたものを惜しげもなく与えながら。困難に怯むことなく果敢に挑み、与えることは、やがて豊かな恵みをもたらすことへと繋がってゆく。豊穣な大地の恵みである果実に託した人生の真実。酒井駒子さんの陰影のある絵が、物語をいっそう魅力的な作品へと高めている。素敵な絵本だ。

  • 美紀ちゃん さん

    ペリーナ→梨の子という意味。賢い子でてきぱき仕事をこなす心の優しい子。同じ年頃の王子様と仲良しに。妬まれたペリーナは、成り行きで魔女の宝物をとりにいくことに。でここからは3枚のおふだ的な力で無事に宝にたどり着き持ち帰れて、めでたしめでたしなのだが。 何が素敵ってもう、酒井駒子さんが大好き💕 素敵な絵✨ 最後の王子様がぴょんと飛び出してきてハグするシーンは、最高✨👏✨

  • buchipanda3 さん

    酒井駒子さんの絵に惹かれて手に取った本。お話はカルヴィーノがイタリア全土から集めた民話集の中の一篇らしい。元の題名は「梨といっしょに売られた女の子」で、まさにそこから始まる。末娘をさらりと売ってしまう親に驚かされるが、これも昔話ならではか。彼女は王様の命令で魔女の宝物を取りにいく羽目に。童話らしい不思議な出来事に、大切な事を教えてくれる民話らしさも。かまどの女たちの描写にあんぐりとなり、宝箱の姿にちょっと目を丸くしてしまった。そしてやっぱり最後のシーンの絵が良かった。イタリアらしい心憎い演出だなあ。

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イタロ・カルヴィーノ

1923‐85年。イタリアの作家。第二次世界大戦末期のレジスタンス体験を経て、『くもの巣の小道』でパヴェーゼに認められる。小説の他、文学・社会評論など

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