アーシュラ・K・ル=グウィン

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コンパス・ローズ ちくま文庫

アーシュラ・K・ル=グウィン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480430274
ISBN 10 : 448043027X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
446p;16

内容詳細

高度に管理された世界で、反社会的科学者の夫と短い平穏な日々を過ごす「わたし」。一方、南大西洋と西部太平洋には新たな陸塊が海中から出現しつつあって…「ニュー・アトランティス」/精神異常を判定し、収容施設に送りこむSQテスト。世界中に広まったテストにより、被検者の半数が収容施設に…「SQ」/ジャンルを越えた20の短篇が紡ぎだす、「精神の海」を渡る航海者のための羅針盤。

【著者紹介】
アーシュラ・K・ル=グウィン : 1929年カリフォルニア州バークリー生まれ。作家。アメリカを代表するSF賞、ヒューゴー賞を五回、ネビュラ賞を六回受賞したほか、全米図書賞、世界幻想文学大賞、PEN/マラマッド賞など数々の受賞歴がある

越智道雄 : 1936年生まれ。愛媛県出身。明治大学名誉教授。アメリカ政治・経済・文化解剖学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 拓也 ◆mOrYeBoQbw さん

    SF短篇集。”ゲド戦記””ハイニッシュ宇宙”などのシリーズで知られるル=グウィンですが、短篇ではよりニューウェーブSFの真骨頂を味わえるのが特徴です。私小説やロードムービー調の書き出しから徐々に終末世界やディストピアが明らかになる作品や、アニメ『サイコパス』の原型とも言える短篇『SQ』。女性だらけの宇宙船で起こるフェミニズム・コメディ『船内通話機』。様々なメタファーとアイディアが込められた作品群で、まだまだ実験的な読み辛さもありますが、純粋にエンタメとして読んでも成立しているのが流石ですね(・ω・)ノシ

  • 波璃子 さん

    難しいものが多いル・グィンさんの作品の中でも特に難解。各章に「西」「天頂」といった方向を示す言葉が振ってあるのが素敵でたまらない。「風の十二方位」でも思ったけれどこの人は長編だけでなく短編も読者を惹きつけるのが上手い。「アカシヤの〜」や「欲望の通路」に見られる言語学が織り混ぜられたものをはじめ、「ザ・ワイフス・ストーリー」にかけられた叙述の魔法、「目の変質」や「SQ」といったSFものの奥深さ。まさに物語を航海するための羅針盤のような一冊だった。

  • けいちゃっぷ さん

    目次にサブタイトル風に「天底」「北」などとあるので連作短編かと思ってたが、途中で単発じゃないのかと気づく。 20編もあるので玉石混淆というか、なんとか理解できたようなのと投げ出されたようなのが混在。 一言で済ますなら「疲れた」。 446ページ

  • Valkyrie さん

    「ゲド戦記」のル=グウィンの短編集。自分の感覚とちょっとズレてるのか短編なのに読み終えて「?」となって、記憶に残りそうな作品が少なかったのが残念。それでも「バラの日記」「欲望の通路」「グイランのハープ」は好き。「船内通話器」「スール」は特にそうだけど女性の存在を推してくる作品が多いのでそういうテーマの作品集なのかな。

  • roughfractus02 さん

    羅針図(Compass Rose)と題された本書は、天庭(Nadir)、北、東、天頂(Zenith)、西、南の6つの区切りに20の短編が配され(羅針図の円をイメージ?)、前作『風の十二方位』同様各作品が他の何かを指す比喩のようである。一方、個々の作品は他の作品世界に繋がる度合いは前作より低く、各自独立した世界が描かれている。他方、この羅針図は、アリの言語から植物の非言語に向かう冒頭の短編に始まり、男性の探検隊以前に女性探検隊が南極点に到達していたと語る最後の短編まで、一貫して読者の常識の外側を指している。

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アーシュラ・K・ル=グウィン

1929年カリフォルニア州生まれ。コロンビア大学などで、ルネサンス期のフランス文学・イタリア文学を専攻。1969年に長篇『闇の左手』でヒューゴー、ネピュラ両賞を受賞し、高い評価を得る

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