存在感のある人 アーサー・ミラー短篇小説集

アーサー・ミラー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152096654
ISBN 10 : 4152096659
フォーマット
出版社
発行年月
2017年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;20

内容詳細

『セールスマンの死』の巨匠が、人生の忘れがたい出来事を切り取る円熟の6篇。

【著者紹介】
アーサー・ミラー : 1915年ニューヨークに生まれる。ミシガン大学で演劇を学び、在学中からラジオ・ドラマの脚本を執筆。1944年『幸運な男』でブロードウェイ・デビュー。1947年『みんな我が子』で注目を集める。『セールスマンの死』(1949年)は、エリア・カザン演出で上演され、トニー賞、ピュリッツァー賞を受賞。『荒馬と女』(1961年)などの映画脚本、小説や評論と幅広く活躍した。1965〜69年、国際ペンクラブ会長。女優のマリリン・モンローと結婚していたことでも知られる。2005年2月没

上岡伸雄 : 学習院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • one_shot さん

    短中編六篇。思わぬ拾い物(アーサーミラーを拾い物扱い)だった。晩年の作品だがその若々しさに目を見張る。里犬を見に行った少年に期せず沸き起こる性欲と嘘「ブルドッグ」。ヒトラーの前で踊らねばならなくなったユダヤの娘「パフォーマンス」。30年前に出会った破天荒な米国人を探してハイチを再訪する「テレピン油蒸留所」。妻との思い出のビーチでsexする男女を見る「存在感のある人」G・オーウェルの「象を射つ」あたりと記述対象との距離感が似ているように感じたが、時にアーサー翁の筆先から迸る性の残滓が異様な印象すら与える。 

  • kankoto さん

    最初の「ブルドック」を読んで久々に衝撃を受けてその曖昧なうまく表すことの出来ない心理状態と言うか感情と言うかこんなにうまく表現されていることに驚かされた。それはどの作品についてもそうだし、単純に割り切れない気持ちがじわーっと伝わってきてしびれました。郷愁と諦念感、作者が85歳過ぎてから書き上げられた作品らしいけれど涼やかさとみずみずしさもある。そしてだからこそなのか記憶のなかの輝きのようなものがある。 風景とか状況とかもいいし、物凄く好きな世界。読み返してまた味わいたい。

  • mi さん

    特別、文体が心地よいわけでもないのに、内容が好みな訳でもないのに、何だか、よかった。出来事と心情の重ね合わせ方が非常に巧く、手の平に乗せて見ることができると思える程、明確で鮮明で印象として残った。考え事をしていて、振返ったら少し前までいた人人がいなくなっていたり、過去の出来事が夢だったのではと思い、まあ夢でもいいかと思うところなど老境の作家の生き生きとした渋みが出ていた。

  • ぺったらぺたら子  さん

    米文学に全く無知な私は全盛期の村上春樹みたいと何度も思ったり。文体は似ていないが。多分事件の起こり方と事件や他者との距離感が似ているのでは。

  • Tomoko.H さん

    『パフォーマンス』ヒトラーの面前で演技し、絶讃されたのが人生最高の瞬間?だったユダヤ人ダンサーの話。『テレビン油蒸留所』理想に燃えて無茶な工場を始めた彼等は、もういない。妻も、工場も…。なんとも言えない感慨があるこの二つは、まあまあ。あとのは、拙くはないけど感心しない。こういうテーマに興味ない私には合わない。

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