アーサー・ビナード

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ドームがたり 未来への記憶

アーサー・ビナード

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784472059919
ISBN 10 : 4472059916
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
34p;31

内容詳細

はたして、これほど名前をかえられた建物が世界に、ほかにあるのだろうか?原爆ドームのそばに立つと、とおいものもちっちゃいものも、みんな見えてくる。きょうは、日がくれるころまでずっとかれのものがたりに、耳をすまそう。

【著者紹介】
アーサー ビナード : 1967年、米国ミシガン州生まれ。コルゲート大学で英米文学を学び、卒業と同時に来日、日本語での詩作を始める。詩人、翻訳家として幅広く活躍。『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞、『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞、『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞、『左右の安全』(集英社)で山本健吉文学賞、『さがしています』(童心社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞

スズキコージ : 1948年、静岡県生まれ。絵本や画集、舞台美術、壁画、ライブペインティングと多方面に才能を発揮する。『エンソくんきしゃにのる』(福音館書店)で小学館絵画賞、『ガラスめだまときんのつののやぎ』(福音館書店)と『やまのディスコ』(架空社)で絵本にっぽん賞、『おばけドライブ』(ビリケン出版)で講談社出版文化賞絵本賞、『ブラッキンダー』(イーストプレス)で日本絵本賞大賞、『旅ねずみ』(金の星社)で赤い鳥さし絵賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mocha さん

    “原爆ドーム”自身が、生まれてから今日までのことを淡々と語る。アーサー・ビナードさんの静かな語り口がスズキコージさんの迫力ある絵と合わさると、憤り、悲しみ、疑問、不安、さまざまな語られない思いが溢れて見える。戦争を伝える時、生々しい記録写真やデータは確かに有無を言わさぬ力があるけれど、だから目をそむけてしまうこともある。「怖さ」だけしか届けられない資料より、訴えるものがあると思った。

  • nuit@積読消化中 さん

    幼い時に「はだしのゲン」を読んでからは、あまりの怖さに広島の原爆被害の話などは意識して遠ざけてたように思う。ただし、今回「ドームがたり」のスズキコージさんの絵をきっかけに、アーサー・ビナードさんの優しく、そしてしっかりとした語り口にも引きこまれ、改めて原爆とは?戦争とは?と真摯に考えさせられました。また、原爆が落とされる前のドームについても知るきっかけになり、原爆の痛いところしか知らなかった自分としては印象が変わり、とても勉強にもなりました。

  • 厩戸皇子そっくりおじさん・寺 さん

    今年も原爆記念日が近付いてきた。広島県人としては「いよいよ夏だなぁ」と思うばかりである。アーサー・ビナードの文章とスズキコージの絵で綴られた原爆ドーム物語絵本。単に過去の原爆の話のみならず、原発の話題にも触れていて、未来に向けた話もしているのが偉い。不意に『この世界の片隅に』で主人公すずさんが被爆前の原爆ドームをスケッチしていたシーンを思い出した。あの頃は産業奨励館だったのだ。建物さえ原爆以前と以後で存在の理由すら変わってしまう。いわんや人間をや。現代の我々は軍国主義のみならず原発の危機とも隣り合わせ。

  • gtn さん

    原爆は「現実」である。原爆を落としたおかげで、戦争が早く終わったというような「仮定」ではない。良心に従い、人間の心に住み着く悪魔をあからさまにした著者。著者がアメリカ人であることに意義がある。

  • たいぱぱ さん

    原爆ドームが原爆ドームでなかった頃もあった…。独特過ぎるそしてインパクトあり過ぎのスズキコージさんの絵が非常に印象深い絵本にしています。子供向けであるのかないのか、読んだ子供たちに任せるしかありませんが、あとがきまで読んでほしい。

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