ユドルフォ城の怪奇 上

アン・ラドクリフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861828584
ISBN 10 : 4861828589
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
552p;20

内容詳細

愛する両親を喪い、悲しみに暮れる乙女エミリーは、叔母の夫である尊大な男モントーニの手に落ちて、イタリア山中の不気味な古城に幽閉されてしまう―。刊行から227年を経て、今なお世界中で読み継がれるゴシック小説の源流。イギリス文学史に不朽の名作として屹立する異形の超大作、待望の本邦初訳!

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • NAO さん

    ゴシックホラーの名作として有名だが、なんと初めての邦訳。当時の海外旅行などほとんどできなかった読者のために、上巻の²/₃ほどが風光明媚なピレネー山脈から南仏への旅やヴェニスの描写は旅行記のよう。南仏の奇妙な城と修道院が現れるころから不気味さが増していく。原文を既読なので、さくさく読んで下巻へ。

  • 星落秋風五丈原 さん

    【ガーディアン必読1000冊】 いや、これホラーになるんだよね?両親の死、破産、イジワルな伯母の登場と、韓国ドラマばりのヒロインを襲う不幸のつるべ打ちストーリー。良い要素といえば、父との旅の途中で出会った性格も家柄も良い若者ヴァランクールと互いに好意を抱く中になったことだが、当時はいきなり結婚などという運びにはならないので、好意を伝え合う過程すらもどかしい。

  • ROOM 237 さん

    このドラマティックな大傑作ゴシックストーリーを読むことができてしみじみと嬉しさが込み上げます。16世紀フランスの雄大な自然とお城、そこで暮らす奥ゆかしいご令嬢の前途多難な行く末を見守るわけですが…若きロマンスに立ちはだかる支配欲はまさに薄幸が業突く張りに鞭を打たれんばかり。感受性豊かな彼女が幽閉されながらも強く生きねばと奮闘する姿、ブルジョワ版ジェーンエアかも。とにかく緻密な言外の力の描写が素晴らしく、度々起こる謎の現象の真相はまだまだお預けだし、お喋りな侍女のカリギュラ効果もページを捲る手が止まらない。

  • スターライト さん

    病によって両親を次々と亡くし、父の妹である叔母マダム・クネルに引き取られることになったエミリーは、強欲な彼女によって好意を抱いた青年ヴァランクールとの交際を禁じられてしまう。さらにクネルの結婚相手モントーニはクネルに輪をかけて残忍で、かけ事によって破産したことを隠していたがそれが露見。アペニン山地にあるモントーニの所有するユドルフォ城でひどい目に遭うのだった。だがその城には前城主に関わる怪しいうわさがあり、亡霊も出るといういわくつきの城だった。怪奇パートになってがぜん面白くなってきた。

  • rinakko さん

    訳者解題にもあるけれど、マダム・シェロンの造形が忘れがたい。そして、「崇高と恐怖」というテーマ。“しかし、このような心を期待で高揚させる「恐れ」とは純粋に崇高なものなのであり、一種の魅了作用によって、思わず縮みあがってしまうような事物にさえ、我々を引きつけてしまうものなのだ。”

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アン・ラドクリフ

1764年7月9日、ウィリアム・ウォードとアン・オーツ・ウォードの一人娘としてロンドンに生まれる。陶芸家ジョサイア・ウェッジウッドのパートナーとして有名なトマス・ベントリーに預けられて少女期を過ごす。ゴシック建築やピクチャレスクへの関心、詩人ジェイムズ・トムソンへの傾倒は、この母方の義理の叔父からの

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