アントーン・パーヴロヴィチ・チェーホフ

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サハリン島 上巻 岩波文庫

アントーン・パーヴロヴィチ・チェーホフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003262276
ISBN 10 : 4003262271
フォーマット
出版社
発行年月
2005年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,291p

商品説明

人間に対する深い愛情と、澄みきった理性をもつ青年作家チェーホフの眼に、孤島サハリン(樺太)の獄窓に呻吟する流刑囚たちはどのようにうつったのであろうか。
久しくトルストイズムに憑かれていたチェーホフは、この旅行を転機として消極的な沈滞の世界からみごとに脱却し19世紀最大のリアリスト作家としての第一歩をふみだした。

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読書メーターレビュー

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  • Akihiro Nishio さん

    チェーホフのサハリン探訪記。このクラスの作家になると、一生に一度は大旅行をするらしい。研究者のように細かくデータをとって、村々の様子を観察していく。感じたのは、植民とは農業文化を移植することだということ。全く農業に適してなくて、何年播種しても収穫できない土地にもまた種をまく。先住民のように狩猟採取や魚釣りを主体にすれば良いのにと思うのだが、頑なに農業に固執しているように見える。それが、国家であり、植民ということなんだなと思った。あと、先住民のギリヤーク人が気になった。

  • てり さん

    1890年、チェーホフがサハリンを訪れた際の記録。まずチュメニから馬車と船でサハリンまでというのに絶句。「囚人をシベリア送りにする」というのはロシアの物語ではある種慣用句的な響きがあるが、その実態がチェーホフの筆で読めるとは。ほとんどの地名は今でもマップ上でたどれてストリートビューもあったりする。まことに興味深い。(下)に続く。

  • nasu さん

    サハリンの地理と当時の名称を知らないとかなり厳しい。というか、地理は最低限知ってないと全く頭に入ってこないです。上巻読んでる途中で日露戦争後のサハリン情勢をたまたま調べたけど、それでは追いつかない。帝政ロシア時代のサハリンの地名を知っておかないと。。。下巻読む前に要勉強。(追記)そういえば村上春樹の1Q84と並んでて買ったんだった。しかし、これはチェーホフか、サハリンに所縁のある人でないと読めないと思う。物語としてはギリヤーク人の女性観を引用したかったんだろうけど、天吾はよくこんなものを読む気になったもの

  • nekotennperu さん

    3月20日、宮沢賢治朗読会での「オホーツク挽歌」朗読のための資料として読む。 この本は、チェーホフが書いた樺太旅行記で、1890年当時の樺太島にチェーホフが訪れ、詳細に調査した記録を本にしたものです。 サハリン島(樺太)に住む人たちのその当時の暮らしや、その人たちの肉声が正確に記されていて、 その当時のその地での暮らし、住む人々の多様さを生き生きと伝えています。 まるで目の前にその人たちが存在するかのようなに描かれた描写は、医者であり、小説家であり、劇作家であったチェーホフならではのものではないでしょうか

  • Kaname Funakoshi さん

    チェーホフによるサハリン風土記。1890年ロシアによる流刑地となっていたサハリンを訪ねて土地と住民(徒刑囚、移住囚、帰還が許されていない農民)への綿密な聞き取り調査を行った記録。

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