アルフレド・デイモン・ラニョン

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瞳 百年文庫

アルフレド・デイモン・ラニョン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591119228
ISBN 10 : 459111922X
フォーマット
出版社
発行年月
2010年09月
日本
追加情報
:
19cm,137p

内容詳細

日本と世界の文豪による名短篇を、漢字1文字の趣に合わせて1冊に編むアンソロジー。本書は、ラニアンの「ブロードウェイの天使」をはじめ、純粋な瞳の輝きに心洗われる3篇を収録。

【著者紹介】
ラニアン : 1884‐1946。アメリカの小説家。地方新聞で記者として腕を磨いた後、1911年からニューヨークでスポーツ記者、コラムニストとして活躍する一方、『野郎どもと女たち』『ブロードウェイの出来事』など下町や暗黒街に題材を得た短篇で人気を得た

チェーホフ : 1860‐1904。ロシアの小説家。16歳のときに家が破産、モスクワ大学医学部に入ると、短篇やコントを書いて収入を得た。ユーモア作家として人気を博していたが、本格的な文学を志し、『曠野』などで確固たる地位を築く

モーパッサン : 1850‐1893。フランスの小説家。普仏戦争に従軍した後、1872年に海軍省に入省。やがて文学に興味を持ち、フロベールに師事。80年、『脂肪の塊』で作家としての地位を確立。すぐれた短篇作家としてよく知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • モモ さん

    ラニアン『ブロードウェイの天使』泣きベソのベソ公が幼いマーキーの世話をすることになる。マーキーが躍る「マーキーのダンス」が可愛くて、みんなマーキーが大好きになる。でも訪れる別れの時。なんだか微笑ましい話。チェーホフ『子供たち』子どもだけの夜更かし。ワクワクするも、眠ってしまう子どもたちに対するチェーホフのまなざしが温かい話。モーパッサン『悲恋』フランスの田舎の宿屋で一緒になったイギリス人ミス・ハリエット。ハリエットはフランス人画家に恋するも、悲しい結末に言葉を失う。他のモーパッサンの作品も読んでみたい。

  • ぐうぐう さん

    瞳は一見、鏡と同じ機能を果たしているように思える。瞳を見つめるそこに映るのは、自分だからだ。しかし、鏡と違うのは、瞳を見つめるのと同時に、瞳が見つめている、という点に尽きる。そこに映る自分は、瞳を持つ人を通した姿なのだ。ゆえに鏡以上に、優しい人間は暖かく、冷酷な人間は冷たく映し出される。あるいは、ラニアンの「ブロードウェイの天使」の少女のように、純真な瞳に映った人々の何かを洗い流す効用もある。鏡と違って、瞳は生きている。だからこそ、人は動揺し、気付かされ、癒されるのだ。

  • 神太郎 さん

    ラニアンの「ブロードウェイの天使」はとにかく読後切なくなった。子供の力は大人の生き方すら変えるのだ。うって変わってチェーホフの描く「子供たち」という作品の子供はなんというか、大人顔負けの遊びを見せてくれる。ざわ……ざわ……って音が聞こえてきそう。モーパッサンの「悲恋」は、何というか「ゲス」なんですよね、男が。女性も初過ぎたのもあるけど、やはりたちが悪いのは男だよね?瞳というテーマにしてはどれも内容が重く驚きましたが、どれも珠玉の話だった……かな。

  • マッキー さん

    ラニアンの『ブロードウェイの天使』とモーパッサンの『悲恋』がお気に入り。やっぱり、海外文学をいかに楽しめるかってのは翻訳者の技量にかかっていると思う。

  • 鯖 さん

    モーパッサン「悲恋」チェホフ「子供たち」ラニアン「ブロードウェイの天使」の3編。敬虔で孤独なイギリス人老女の若くて遊び人なフランス人男性への初恋を描いた「悲恋」がよかった。初恋は実らないとはいうけれど、彼女の恋は確かに成就した。ただそれが死後だっただけのこと。

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