カッシアの物語 3

アリー・コンディ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784833421584
ISBN 10 : 4833421585
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
581p;20

内容詳細

自由な選択を求める旅路の果てにカッシア、カイ、そしてザンダーは何を手に入れ、何を失ったのか?ソサエティの正体、反乱軍の最終目的、赤い錠剤に隠された秘密…ついにすべての謎が結びつく衝撃の最終巻!

【著者紹介】
アリー・コンディ : 米国ユタ州生まれ。ブリガム・ヤング大学卒業後、英語教師として数年間、教鞭をとる。教師の職を辞したのち、本格的に創作活動をはじめる。現在、夫と4人の子供とともに、ユタ州のソルトレイクシティ郊外で暮らしている。2010年、“MATCHED”(『カッシアの物語』、プレジデント社刊)でメジャー・デビュー。高い評価をうけ、「パブリッシャーズ・ウィークリー」の“2010年のベスト児童書賞”、米国ヤングアダルト図書館サービス協会の“2011若い読者のためのベスト・フィクション賞”などを受賞

高橋啓 : 1953年北海道生まれ。早稲田大学文学部卒。翻訳家。仏文と英文、両方の分野で活躍

石飛千尋 : 1973年島根県生まれ。出版社勤務を経てフリーランスに。翻訳のほか、旅行、ライフスタイル、手芸などのライターとして活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • jam さん

    ソサエティ(管理社会)が支配する世界に反旗を揚げる少女カッシアと幼なじみの少年ふたり。選択と革命のディストピア小説最終巻。ソサエティは崩壊するが、安易に理想の実現とならない結末が好ましい。少女が大人になる姿を描く時、アンチテーゼとしてディストピアは相応しい。選ぶとは捨てることであり喪うことでもある。その痛みが人を大人にする。選択を知らなかった少女が自ら道を拓き、亡くした友を思いながら、少年と唇を合せる場面は希望の象徴として描かれる。閉塞の中の安寧よりも自由という責任を選ぶ。それがあらゆる革命の原点である。

  • akio さん

    ついに完結。ライジングがソサエイティを倒して世の中変わります、ではなく選べる世の中になるという展開が良かったように思います。三角関係はいかにもYA的でしたが、ザンダーの内面がここにきて掘り下げられたのが、なかなか良かったです。最終巻の装丁は柔らかい赤。図書館本なので側面の美しさを損なわないように結構気を使って読みました(笑)

  • tom さん

    ウイルスが蔓延する世界の中で、ウイルスを制御する薬を持った者が世界を支配しているという設定で書かれたファンタジー。装丁は、なかなかの良。装丁に惹かれて、1巻目を手に取ったのが2012年。2巻目を読んだのは2013年。それから3年たって、ようやく最終巻の3巻目を読むことができた。1巻目と2巻目は、けっこう楽しく読んだ記憶があるのだけど、これだけ時間が経ってしまうと、ちょっとしんどい。いろいろ都合はあるのだろうけど、シリーズものの翻訳本には、それなりの旬があるのです。せめて1年以内には出してほしい。

  • kosmos さん

    ソサエティに対抗する組織「ライジング」も完璧な正義の味方じゃないところがリアルに感じた。この先どんな世界になるかは人々の行動次第、ってところか。永遠の片思い感のあったザンダーにも幸せが訪れそうな気配があってちょっと嬉しい。詩的で抽象的な表現も多いからか、物語を掴みきれなかったのがもどかしいな…ディズニーで映画化されるそうだけど、一体どんな感じになるんだろう。

  • 寧々子 さん

    最終巻では3人の視点に変わっていた。 お互いを理解して愛し合うカッシアとカイ、そんなカッシアの気持ちを知りつつも愛するザンダー。 より一層、恋愛要素が強くなってた。 反乱軍が蜂起したり予想外の事態に陥ったりと、けっこう大変なことが起きていると思うんだけど、緊迫感とか感じられないまま淡々と進んでしまうのは、カッシアたちが常に感情を抑え込んでいるような語り口だからだと思う。 それでいながら、どこか自分達の置かれた状況に酔っているというか・・・ ディストピア小説の部分を期待して読み始めたじめただけに残念でした。

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