ポアロとグリーンショアの阿房宮 クリスティー文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784151301032
ISBN 10 : 4151301038
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
176p;16

内容詳細

犯人探しゲームで発生した本物の殺人事件に名探偵ポアロが挑む。解説/ジョン・カラン 

【著者紹介】
アガサ・クリスティー : 1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つ。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる

羽田詩津子 : お茶の水女子大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こーた さん

    『死者のあやまち』のプロトタイプ。全体をぎゅっと圧縮したようなかんじで、ムダのない中篇だが、『死者のあやまち』は好きな長篇だし、そちらを先に読んだせいもあって、こちらは如何にも半端にかんじられた。本筋とはあまり関係のないところで、のろのろと描かれる部分をこそ読みたい、というのが僕のミステリの愉しみ方なのかもしれない。まえがきとあとがきで、創作秘話的な経緯や背景を知れたのがよかった。ドラマ版『名探偵ポアロ』(デヴィッド・スーシェ主演)で「死者のあやまち」を観るのがいっそう楽しみになった。

  • ちょろんこ*勉強のため休止中 さん

    『死者のあやまち』の原型の作品という事だが、まだ未訳のポアロに会えるとは感激!高飛車だが憎めないうぬぼれキャラも健在。クリスティーらしくやたら登場人物が多いのだが、それぞれの人物像の特徴がきちんと描かれている。会話が非常に多く、会話によってストーリーが進むのはまるで舞台劇。なかなか事件が起こらないのでいらっとするが、長い前置きに重要なヒントが満載。ラスト近くに事態が急転直下、怒涛の展開はいつものクリスティーである。読者に対してフェアーな謎解きである点はまさに王道ミステリー。短いけど読み応えがあった。

  • 🐾Yoko Omoto🐾 さん

    「死者のあやまち」の原型となった中編だそうだが、そちらは未読のため予備知識なく楽しんだ。クリスティ作品らしい登場人物の多さではあるが、物語の中でそれぞれが明確な役割を担わされておりその描き分けはいつもながら見事。登場人物たちが交わす何気ない会話の至るところに周到に織り込まれている事件解明への手掛かりは流石の巧さとしか言いようがなく、時代が変わっても犯罪に通底している一番の動機は悲しくも愚かしい欲望であるのだということをまざまざと見せつけられた。ポアロと犯人との最後の対話からの幕引きが物悲しい余韻を残す。

  • やきいも さん

    本文が約120ページぐらいでわりとすぐに読み終われます。アガサ・クリスティーのミステリーをはじめて読もうと思ってるけど、まずは短くてすぐに読めてしまう作品がいいという方におすすめです。田舎のお屋敷で殺人犯人探しゲームを開催したら本当に殺人がおきて...というストーリー。なかなか面白かった。この作品は近年になって発見されたクリスティーの中編。長編『死者のあやまち』の原型となった作品です。

  • yu さん

    Kindleにて読了。ポアロシリーズの「死者のあやまち」の原型となる中篇。「死者のあやまち」は既に読んでいたため、あらすじ万全状態での読了。長編で読んでしまうと、人物描写やこまかい背景がふんだんに盛り込まれている分、中篇はやや物足りなさを感じる。

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