アガサ・クリスティ

人物・団体ページへ

鏡は横にひび割れて ハヤカワ文庫

アガサ・クリスティ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784151300424
ISBN 10 : 4151300422
フォーマット
出版社
発行年月
2004年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,451p

内容詳細

穏やかなセント・メアリ・ミードの村にも、都会化の波が押し寄せてきた。新興住宅が作られ、新しい住人がやってくる。まもなくアメリカの女優がいわくつきの家に引っ越してきた。彼女の家で盛大なパーティが開かれるが、その最中、招待客が変死を遂げた。呪われた事件に永遠不滅の老婦人探偵ミス・マープルが挑む。

【著者紹介】
アガサ・クリスティー : 1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている

橋本福夫 : 1906年生、1930年同志社大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
アガサ・クリスティのポワロではなくミス・...

投稿日:2021/06/15 (火)

アガサ・クリスティのポワロではなくミス・マープルが探偵の話。マープルは人間観察に長けていて本当に頭がいいお婆さん。ポワロとは違うタイプの探偵です。この小説は誰が犯人?というより動機がメイン。その動機が分かった時、とても悲しい気持ちになります。題名の意味も分かります。マープルシリーズの中では名作のひとつではないでしょうか。

Yuki さん | 神奈川県 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • W-G さん

    解説で隠れた名品みたいな紹介のされ方をしているのが逆に違和感なマープル物。全然そんなことなくシリーズの傑作として認知されており、実際とても面白い。本格ミステリの枠内で語ってしまうとトリッキーな部分は少なく感じられるものの、物語としてのリーダビリティーや読後の余韻は『予告殺人』以上だと思う。総じて、登場人物は他作品にも出てきたような既視感のある造形なのに、見せ方や台詞のチョイスで、この作品に不可欠なピースとして、きちっと当てはまっている。クリスティの強みは、このキャラテンプレの汎用性の高さにもある気がする。

  • 中原れい さん

    親切心からくる無邪気な悪意が、形を変え人を変えてあらわれる。時にそれは悪意よりもおそろしい…。 年取って周りに心配され何より自分がもどかしく思っているマープルが、新興住宅地に囲まれさわがしくなったセント・メアリ・ミードで、女優の身辺でおきた毒殺事件に臨む。最後の謎解きはもちろんのこと、さしはさまれる「養子」や「騒音」といった問題も、時代をこえて身近に感じたいへん印象深く、クリスティはすごいと思わせてくれる。

  • Tanaka9999 さん

    タイトルがなんとなくおどろおどろしい。今回はタイトルが比較的、筋にからんできてえいる。一度読み終えてから、途中まで走り読みしたのだが、たしかに枝の部分にとらわれなければ犯人は簡単にわかるかも。しかし2つ目以降の殺人はあまり意味がなかったか。最後の犯人の死は、そうしないと収まらないだろうが、寂しい。

  • やきいも さん

    「クリスタル殺人事件」というタイトルで映画化されてるミステリー小説です。有名女優が開催したパーティーの中での殺人事件。その謎に挑むのはおばあちゃん探偵のミス・マープル。クリスティーの作品の中では地味な部類に入ります。しかし、「哀しい人間ドラマ」がテーマとなってるミステリーに興味のある方にはおすすめです。「鏡は横にひび割れぬ...」からはじまるテニスンの詩がキーワードとして繰り返しでてきて、作中には文学的な香りも漂います。

  • nuit@積読消化中 さん

    ミス・マープルものを読むのは実は初めてかもしれない。いや、何十年も前に短編集の「火曜クラブ」を読んだかも?たまたま映画『クリスタル殺人事件』を録画してたので、先に原作をと手に取りました。わりとポアロやノンシリーズものは読んでましたが、またそれらとは違った味わい。なんて魅力的なおばあちゃんなんだろう!本書はシリーズの中盤頃のなので、ちょっとマープルおばあちゃんの体の衰えが気になりましたが、最後の真相を突き止めた後のミス・マープルの推理力と洞察力といったら!生き生きとして素晴らしい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

アガサ・クリスティ

イギリスの作家。1890年生まれ。1920年に『スタイルズ荘の怪事件』でデビューして以来、長編と短編集あわせて100冊を超す作品を発表した。巧妙な着想と錯綜したプロット構成に、独創的なトリックの加わった『アクロイド殺害事件』や『オリエント急行の殺人』『ABC殺人事件』といった多くの作品が、古典的名作

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品