ハーリー・クィンの事件簿 創元推理文庫

アガサ・クリスティ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488105471
ISBN 10 : 4488105475
フォーマット
出版社
発行年月
2020年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
432p;15

内容詳細

常に傍観者として、過剰なほどの興味をもって他者の人生を眺めて過ごしてきた小柄な老人、サタスウェイト。そんな彼がとある屋敷のパーティで不穏な気配を感じ取る。過去に起きた自殺事件、現在の主人夫婦の間に張り詰める見えざる緊張の糸。その夜屋敷にを訪れた不思議人物ハーリー・クィン氏にヒントをもらったサタスゥェイトは、鋭い観察眼でもつれた謎を解きはじめる。女王クリスティならでは深い人間描写が光る12編を収めた短編集。

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    安楽椅子探偵ものになるのでしょうか。ポアロやミス・マープルと異なり示唆を与えるのがハーリー・クィンという存在なのでしょうか。短編ながらも人間観察がしっかりしていて、綺麗に推理がまとまる印象を受けました。面白かったです。

  • M H さん

    3回目の読了。新訳はイイネ!と思ったけどもともと読みにくい訳ではなかったような。サタスウェイトの目を通して覗き見するのは、どんな形で発露するにしても愛。ある意味美味しい部分で、真っ向からロマンチックな「海から来た男」が好き。でも、覗き見に冷水をぶっかけて掉尾を飾る「ハーリクィンの小径」がまたラストシーンまで素晴らしい。傑作。

  • くさてる さん

    ハヤカワで既読の短篇ばかりのはずだけど、初めて読んだかのように面白く読めました。クリスティは幻想怪奇風の短篇もいいんですよね。クインのシリーズはミステリと幻想味が調和していて、独特の雰囲気があってとても好きです。良かった。

  • えむむ さん

    お久しぶりのハーリー・クィン。色々忘れてて、楽しく読めた。後書きで、海から来た男が、発表時の最終話と聞いて納得!あの話で一気に幻想的になる。文庫最終話の、ハーリー・クィンの小径も余韻がある。他の2編も読みたかった。☆追記:「マン島の黄金」に、本当の最終話「クィン氏のティーセット」がありました!

  • yuka さん

    神出鬼没すぎるハーリー・クィン。クィン氏の存在そのものが謎すぎる。

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人物・団体紹介

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アガサ・クリスティ

イギリスの作家。1890年生まれ。1920年に『スタイルズ荘の怪事件』でデビューして以来、長編と短編集あわせて100冊を超す作品を発表した。巧妙な着想と錯綜したプロット構成に、独創的なトリックの加わった『アクロイド殺害事件』や『オリエント急行の殺人』『ABC殺人事件』といった多くの作品が、古典的名作

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