アイネム生誕100年記念。
『老婦人の訪問』世界初演ライヴが登場!
物語は億万長者の未亡人となった老貴婦人クレアが、財政破綻寸前の故郷ギュレン市に突然舞い戻ってきた事からはじまります。ギュレン市は産業もなく破綻寸前の街。人々は彼女の元恋人アルフレート・イルに財政援助を依頼するように働きかけます。クレアは「条件付き」で多額の寄付金を約束しますが、その条件とは・・・
1971年5月23日、ウィーン国立歌劇場で世界初演されたゴットフリート・フォン・アイネムのオペラ『老婦人の訪問』(舞台監督はオットー・シェンク)。フォン・アイネムと同じスイス出身の推理作家フリードリヒ・デュレンマットの悲劇に基づくこの作品は、初演時に大好評を博し、翌年10月にはフランシス・フォード・コッポラの舞台監督でサンフランシスコ・オペラによりアメリカ初演(英語台本はノーマン・タッカー)されました。
世界初演時のこの録音は、ルートヴィヒやヴェヒター、ツェドニクら優れた歌手たちとシュタインが指揮するウィーン国立歌劇場管弦楽団が、緊迫した物語の進行を克明に伝えています。(輸入元情報)
【収録情報】
● アイネム:歌劇『老婦人の訪問』全曲
クレア(生まれは洗濯屋の億万長者):クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
執事:ハインツ・ツェドニク(テノール)
アルフレート・イル:エバーハルト・ヴェヒター(バリトン)
市長:ハンス・バイラー(テノール)
牧師:マンフレート・ユングヴィルト(バス)
教師:ハンス・ホッター(バス・バリトン)、他
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
ホルスト・シュタイン(指揮)
録音時期:1971年5月23日
録音場所:ウィーン国立歌劇場
録音方式:ステレオ(ライヴ)