生物学の歴史 講談社学術文庫

アイザック・アシモフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062922487
ISBN 10 : 4062922487
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;15

内容詳細

人類は「生命の謎」とどう向き合ってきたか。古代ギリシャ以来、博物学・解剖学・遺伝学・化学・進化論などの間で揺れ動き、二〇世紀にようやく科学として体系を成した生物学の歴史。『われはロボット』『黒後家蜘蛛の会』などのSFやミステリー作品で知られる生化学者・アシモフが博識と文才を存分に発揮し、その長く複雑な歩みをやさしく描き出す。

目次 : 古代の生物学/ 中世の生物学/ 現代生物学の誕生/ 生物の分類/ 化合物と細胞/ 進化/ 遺伝学の始まり/ 生気論の衰微/ 病気との闘い/ 神経系/ 血液/ 物質代謝/ 分子生物学―タンパク質/ 分子生物学―核酸

【著者紹介】
アイザック・アシモフ : 1920‐1992。アメリカの作家、生化学者

太田次郎 : 1925年生まれ。東京大学理学部卒。専攻は細胞生物学。お茶の水女子大学教授、学長等を経て、同大名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まーくん さん

    原書は米国自然史博物館が生命科学や地球科学の一般への普及の為出版した叢書の一冊(1964)。著者はSF作家で優れた科学啓蒙書で有名なアイザック・アシモフ。古代、中世から現代の生物学への歴史。生物の進化と遺伝学。病気と医学。そして分子生物学、DNAの二重らせん構造の辺りまで。当時の生物学の最先端まで及んでいる。著者はまたボストン医科大学の生化学の教授を務めてたそう。おそろしく広範囲にわたる知識に驚く。ダーウィンの『種の起源』についても詳しく解説。その時点では遺伝の仕組みの理屈がまだわかっていなかったのが⇒

  • 塩崎ツトム さん

    クラークは完全に物理学畑の人だが、アシモフは生化学の人である。で、アシモフ博士が紀元前から始まる生物学の歴史を一通り解説。彼が見届けたのはDNAの二重らせんの発見までだった。

  • 筑紫の國造 さん

    SF作家であり、また自身も生化学者であるアイザック・アシモフによる生物学の歴史。自分はこの手の分野(理系)の本が苦手で、ほとんど読んでこなかったし、読もうとも思わなかった。しかし、博覧強記を誇る一流の作家による通史は、相当面白く、読み通すのにさほどの苦労もなかった。これだけ分かりやすい本を書くのには、背景に相当な知識量が必要だろう。しかし、それでもところどころ理解出来なかったので、全体をしっかりと楽しむには、ある程度の素養が必要かもしれない。

  • roughfractus02 さん

    本書は人間の「生命の扱い方の歴史」として読める。近代以前に生命を扱う宗教圏の周縁にある医術者達は人間と他の生命を等しく捉える考えを哲学を通じて育む。中世を暗黒時代と見る著者だが、その中でも生命を扱う医学と生物学の進展を注視し、近代生物学成立後も血液循環や生気論の衰微等は医学から生物学への経路で解説される。が、生物の分類が進み、菌、遺伝子、ビタミン等ミクロレベルから生命を捉える19世紀以降からは生物学から医学へ説明が反転し、最後の14章で二重螺旋の発見と分子生物学が花開く20世紀中盤で閉じる(1964刊)。

  • ちゅん さん

    SF作家としも有名なアイザック・アシモフ。彼は医科大学の教授でもあったのです。そんな彼が生物学の流れをまとめた奇跡の書。生物の体にメスを入れることが憚られていた古代から始まり、生物学の急発展を遂げた20世紀まで一人の作者が文才と天才的な知性で生物学の流れをまとめています。作家としてのアシモフもあいまって、マクニールの「世界史」を読んでいるように、生物学を読者にすっと理解させて、読んでいてわくわくさせるような文体になっています。

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人物・団体紹介

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アイザック・アシモフ

アメリカの作家。1920年、ロシアに生まれ、3歳で家族とアメリカに移住しニューヨークで育った。35年、15歳の若さでコロンビア大学へ入学。39年、SF専門誌に短編が掲載され作家デビュー。40年代の“SF黄金時代”の立役者の一人となり、50年、自身が考案した“ロボット工学の三原則”に基づく連作短編集『

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