ひとかげ 幻冬舎文庫

よしもとばなな

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344411852
ISBN 10 : 4344411854
フォーマット
出版社
発行年月
2008年08月
日本
追加情報
:
16cm,126p

内容詳細

気功師のとかげと、児童専門の心のクリニックで働く私。ある夜、私がとかげに結婚を申し込むと、とかげは「秘密があるの。」と答えた―。語られるとかげの子ども時代の惨劇と、それによってもたらされた深い傷。そして、私もとかげと向き合い、心の闇をさらけ出す。叫びをあげるふたりの魂が希望をつかむまでを描く感動作。

【著者紹介】
よしもとばなな : 1964年東京都生まれ。「キッチン」で海燕新人賞を受け、デビュー。「TUGUMI―つぐみ」で山本周五郎賞、「不倫と南米」でドゥマゴ文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おしゃべりメガネ さん

    さすがは「ばなな」さん、過去の自らの作品『とかげ』をリメイクしての出版作品です。音楽とかによくあるセルフカバー的な感じではあると思いますが、音楽同様唄う時期が違えば、少し趣が変わって聴こえるように、本作も年月を経て、作者さん自身が書きなおすとこんなにも雰囲気が違う作品になるのだなぁと改めて、驚かされました。当然、書いてあるストーリー軸は変わりませんが、とにかく冒頭の雰囲気から、それは完全に別の作品の雰囲気をまとっています。過去のオリジナルな作品が「どんな感じだったかな」と思い返してしまうほど、新鮮でした。

  • ミカママ さん

    どっかで聞いたことあるタイトルだと思ったら、「とかげ」のリメイクだったのね。比べて読んでみたけど、これってわざわざ新装版でだすほどの…?という意地悪な意見は置いといて。まぁ売れっ子作家さんだから許されるわがままなんでしょう。それと、編集さんとの関係も…ねぇ。なんて考えながらほぼ30分で読了。これで約500円、は暴利でしょ、幻冬舎さん!

  • masa さん

    大学生の頃は、ラーメンを食べるためだけに学校をさぼって広島から博多まで車を走らせたりした。きっと自由は有限だと信じていて、確かめていないと不安だったのだ。そうして気がつけば、とっくに終わった物語の続きみたいな人生を歩んでいた。日々に擦り切れて、青空が切なくて、見え透いた優しさが綺麗で。みんなは優しくて、あなたには逢えなくて、明日はきて。染みついた哀しみのせいで、僕らはつい、幸せになってはいけないと思い込みがちだけど、忘れないで。例えコロナ禍で明日も朝から仕事や家事や何があったとしても、どこへだって行ける。

  • しゅう さん

    「とかげ」のリメイク版。ちょっとずつ設定が変わっている。印象としては「とかげ」に肉付けしてボリューム感が増してる感じだ。「とかげ」は余分なものを削ぎ落として書かれたシャープなイメージ。どちらもそれぞれに良さがある。細かく読み比べをしたから読み切るのにけっこう時間がかかった。

  • 空のかなた さん

    貴重で贅沢な一冊。著者が若いとき(1993年?)に書いた小説「とかげ」。冒頭に著者が、今読み返すと、主人公の職業意識が甘いのではないか、主人公2人が抱える子供時代の辛く暗い過去が誇張されすぎているのではないか、と述べている。今のこの歳に「ひとかげ」としてリメイクしたのがこの一冊。これで悔いはないとも。私は起点になった「とかげ」を読んでいなかったので、巻末に「とかげ」が同時収録されているのが嬉しかった。2つの作品を読み比べ味わい、珠玉のひとときでした。

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人物・団体紹介

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よしもとばなな

1964年、東京生まれ。詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年「キッチン」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年「ムーンライト・シャドウ」で泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で山本周五郎賞、95年『

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