すばらしい日々

よしもとばなな

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344024755
ISBN 10 : 4344024753
フォーマット
出版社
発行年月
2013年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
潮千穂 ,  
追加情報
:
114p;20

内容詳細

どん底で希望をつかめる24のばななマジック。震災、放射能、両親の死―つらい日々の中で見えてきた、幸せになるヒント。

目次 : きらきら/ すごいやつ/ 悲しい作業/ 心のおばあちゃん/ 百年の甘み/ ただ遊ぶ/ 行ってみないと/ 体が勝手に/ いいかげん/ 逃げても逃げなくても〔ほか〕

【著者紹介】
よしもとばなな : 1964年東京都生まれ。「キッチン」で海燕新人賞を受け、デビュー。「TSUGUMI―つぐみ」で山本周五郎賞、「アムリタ」で紫式部賞、「不倫と南米」でドゥマゴ文学賞を受賞。著書は世界各国で訳され、イタリアでスカンノ賞、カプリ賞受賞

潮千穂 : 映像ディレクターとしてソニーミュージックで数々のミュージックビデオを手がけたのち、2006年よりハワイと日本を拠点にフォトグラファーとして活動。「命のきらめき(ハワイ語でlinolino)」をテーマに、多様なプリントメディアで作品を制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ハイク さん

    初読みの作家である。読メ皆さんの感想文読み図書館に注文した。親の死等を扱っているが著者の文章はさほど重くは感じない。非常に感性が豊かな文章であり、男性には書けない表現であると受け止めた。特に印象に残った言葉は「ポジティブシンキングをがんばるのではなく、なるべく日々をハッピーでいることしかないんだと思う。自分を不幸にするのは自分の責任なのだから」である。彼女の前向きな姿勢が、他のエッセイにも随所に窺える。これが重いテーマであっても乗り越えて行けるのであろう。この姿勢を私も見習いたいと思ったのが読後感である。

  • 風眠 さん

    老いて衰えていく親、それでも親がいるうちは、まだ自分は子どもでいられる。自分より強いのが親、だから病気にならないし、絶対に死なない。私は未だにそんなことを信じている、いい年をした子ども。親が老いるとか、いつか死んでしまうとか、考えられない。たとえば私の親しい人や大切な人、どんな人にも必ず訪れる「死」というものがあって、そこに完結するまでの、言葉にできない様々な感情、逃げ出したい気持ち。それでも日々は「すばらしい」のだと、生きることに対して真摯に向き合う作者。様々な葛藤を越えた清澄な文章に心震えた。

  • ねむねむあくび♪ さん

    図書館の本。ばななさんのエッセイはお初。とても柔らかい文体に、包み込まれるような癒しを感じる。なんだか自分の中のものを、ばななさんに言葉にしてもらったみたいだ。命をいとおしみ、子供や子犬のきらきらとした命の輝きを愛で、友とのひとときの語らいを大切にし、ご両親との時を想う。それは作家というより、一人の女性として、ごく普通の、真っ当で丁寧な暮らしで。当たり前の日々こそがすばらしい日々…、そう改めて感じさせてくれる、素敵なエッセイでした♪

  • chimako さん

    朝、目覚めてぼーっとしながら枕元の本を手に取る。うつらうつらしながら夢と現を行ったり来たりする気持ちよさ。こんな日常のささやかな“良い感じ”を大切にしたいと思わせる。この「良い感じ」がたくさん語られる。子犬から友達から亡くなったお父さまからばななさんのお子さんから、その“良い感じ”の風がふわりと吹いてくる。ばななさんの小説はそういう良い感じの暮らしがあって書かれているのだなぁと。ばななさんとは勿論生活のクオリティも暮らしのテリトリーも全然違うけど、身の丈にあった“良い感じ”がわかる自分でありたい。

  • 嘉江☆海★山♫ さん

    父が亡くなってすぐにこの本が発売された。ばななさん大好きなわたしとしては、この時期に このような本が出るなんて、運命的なものを感じた。わたしにチカラをきっと与えてくれるんだって。でも…つらすぎて結局本のページを開くことができないでいた。三回忌を終えた今、こうしてやっと読むことができた。ありがとうございます。キッチンやツグミの頃からお世話になっていますが、この本☆もまたわたしにエネルギーを与えてくれました。Metis「梅は咲いたか 桜はまだかいな」の歌とこの「すばらしい日々」はなんとなく似ている♫

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

よしもとばなな

1964年、東京生まれ。詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年「キッチン」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年「ムーンライト・シャドウ」で泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で山本周五郎賞、95年『

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品