まど・みちお人生処方詩集 コロナ・ブックス

まど・みちお

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582634730
ISBN 10 : 4582634737
フォーマット
出版社
発行年月
2012年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
111p;22

内容詳細

「ぞうさん」「ぼくがここに」「妻よ」「木」など今年103歳を迎えるまど・みちおの、こころに寄りそう詩の世界。こころのシーン10章に合わせて、生命をやさしくみつめる詩やものごとの核心に迫る詩、くすっと笑ってしまう詩など70篇を収録。近年注目されている絵画も紹介。

目次 : 自分が子どもだったことを忘れそうだったら/ さびしかったら/ 生きるのがつらくなってしまったら/ 世の中に不条理を感じたら/ 人と自分をくらべてしまったら/ 笑いたかったら/ ちょっとテツガクしたかったら/ 歳をとったなあと感じたら/ やさしい気持ちになりたかったら/ ねむれない夜に

【著者紹介】
市河紀子 : 白百合女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • モリー さん

    もし、あなたにお気に入りの詩人がいて、その方の詩集が豊富なバリエーションで出版されていたとします。しかも、既に全詩集も出版されていたとします。それでも新たな詩集が生まれます。どうしてでしょう。まさか、全詩集が一冊あれば、その他の詩集は必要無いとは思いませんよね。私はこう思います。一篇の詩は一本の糸のようなもので、赤い糸もあれば青い糸もあります。詩集とは、詩人が撚り合わせた糸の中から、編者が選んだ糸だけで編んだタペストリーのようなものだと思うのです。この詩集は、私にそんなことを考えさせてくれました。

  • めしいらず さん

    ボクが「ここ」にいるとき、誰ともどんな物とも重ならない。もし誰かに「ここ」を押し退けられ転ばされても、また次なる「ここ」にいるんだから。みんな等しく、この地球の上で、優しい空気に包まれて。「ぼくがここに」 あらゆる人からそっぽを向かれても、例えば布切れ1枚あれば体を温めてくれるだろう。ひとりぼっちと思わない練習。「ものたちと」 知らないよその赤ちゃんに笑いかけられて、何だか心が浮き立つ。足取りが軽くなる。その無垢な瞳に、この世に在ることを、ただただ祝福してもられたような、そんな気がするから。「おみやげ」

  • naoっぴ さん

    この本好きです!図書館で借りたけど欲しくて購入。テーマごとにまとめた詩集の他、エッセイや直筆ノート、日記、絵や写真などが入ったとても盛りだくさんな内容で、一冊たっぷりまど・みちおさんの本です。まどさんの詩はいつも優しくてかわいらしくて癒されます。シンプルな言葉の中に万物の真理のようなものを感じて、何故だか癒されて涙がでるものも。「カニ」の自己肯定感や、「おかあさん」の愛が溢れ出る感じがすごく好き。いつ読んでも笑える「ミミズ」「するめ」もいいなあ。

  • 円舞曲 さん

    優しい気持ちになります。

  • なつ さん

    初っ端から号泣。一体どうした、どうしちゃったんだ私?!と思いながらも頁を捲る手が止まらない。まどさんのことば・文字・想いを追う、辿る、添う目と心が止まらない。手を重ねて、お話がしたかった。本気でそう思った作家さんはまどさんが初めて。そして「あの歌も?え?この歌もまどさんなの?!」という衝撃に鳥肌が立ち「え!まどさんって絵も描くの?!」という発見に視界がパッと明るくなった。どの詩が好き?なんて選べる訳がない。だってどれもこれも全部私。溶けていたものが形となって今現れた。泣ける、号泣する。それが何よりの証拠。

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