菓子屋横丁月光荘 金色姫 ハルキ文庫

ほしおさなえ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758444958
ISBN 10 : 4758444951
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
追加情報
:
292p;16

内容詳細

古民家“月光荘”のイベントスペースとしての運営を任されることになった遠野守人。修士論文提出後の小正月、「庭の宿・新井」で開かれる繭玉飾り作りを取材しつつ、イベント開催の段取りを学ぶ。そこに、守人と同じく家の声が聞こえ、かつて養蚕を営む家で育った喜代も参加することになった。将来に向けて動き出した仲間たち、思いがけない再会、大切な人との別れ―。土地と記憶をめぐる四世代にわたる物語、感動のシリーズ第五作。

【著者紹介】
ほしおさなえ : 1964年、東京都生まれ。作家・詩人。95年「影をめくるとき」で、第38回群像新人文学賞優秀作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しんごろ さん

    守人のルーツに関わる再会があり、守人の家族のこともわかり、記憶も思い出され良かったなと思う。守人の友人いや仲間たちも、将来に向けて動き出し、守人もしっかり自分を見つめて動き出してほしいな。素敵な出会いがあれば、悲しい別れも当然ある。守人の寂しさや悲しさは計り知れないだろう。でも、別れよりは、まだまだ出会いの方がが多い。守人は、きっといろいろな人と出会って、何かをつかんで生きていくのだろうなと思いたい。守人の成長していく姿を見守っていきたいと思う今作。守人にエールを送りたい。

  • しんたろー さん

    シリーズ5作目。これまで通りに川越の昔と今はもちろん、繭玉飾り、養蚕、富士山信仰などを紹介しつつ、温かい人情に絡めて守人の成長を綴っている。「若い時の男同士らしく清々しいなぁ」と田辺との交流は微笑ましいし、木谷先生との関係も高校時代の恩師を思い出してジ〜ンときた。喜代と守人の各シーンは特に秀逸で、色々と考えさせられる部分が多く、切なくも温かい気持ちになれた。まだまだネガティブな守人にもどかしくなる時もあったが更なる成長を期待して次巻を待ちたい♬余談だが、本作のお蔭で久々に娘と一緒に川越へ行けて良かった👍

  • シナモン さん

    シリーズ5作目。繭になって煮られてしまえば終わってしまう蚕の一生。養蚕のことを深く知らなかったので言われてみれば当たり前のことが少し衝撃的でした。そんな蚕も人間も同じ。暗いところからやってきて明るいところにいる間は身体という形を持ちそして消えていく。「きれいなものを見て美味しいものも食べ楽しいこともたくさんあった。家族もできてみんなと会えた。しあわせだったなあと思う」という喜代さんの言葉にしみじみ。親戚が見つかって人生に変化の兆しも見えた守人。しあわせだったなあと思える人生を歩んでほしいな。

  • のぶ さん

    シリーズの5作目。今回は川越の描写は控えめだったが、人との触れ合いが温かく描かれていて良かった。遠野守人は修士論文の作成に時間を取られながらも、月光荘がイベントスペースとして使われることになり守人は運営を任される。本作では庭の宿・新井で開かれる繭玉飾り作りや、餅花などの民俗学の要素が混じっていて、そちらの方面でも楽しめた。イベントに向けた守人を取り巻く仲間たちとの交流も多く、興味深く見守る事ができた。他にもほろりとくるようなシーンが満載で、このシリーズは楽しくこれからも続いてほしいと改めて感じた。

  • KAZOO さん

    このシリーズ5作目で家の言葉がわかる主人公が修士課程を修了して、今住んでいる月光荘でのイベント関連の仕事を始めていきます。最初は養蚕関連の話から始まります。その過程で自分の母方の曽祖父や祖母また両親とは絶縁状態にあった父方の祖父の今までとは違った考えなどがわかってきます。またその近親者とも連絡がつき途次も明確になってきます。いままで自分と同じように家の言葉がわかったおばあさんがなくなってしまいます。今後も続くのでしょうね。

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ほしおさなえ

作家。1964年東京都生まれ。1995年「影をめくるとき」が群像新人文学賞小説部門優秀作に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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