怪盗クイーン ケニアの大地に立つ 講談社青い鳥文庫

はやみねかおる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062856553
ISBN 10 : 4062856557
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
384p;18

内容詳細

今回の舞台はアフリカのケニア!擬態する新種の猫が発見されたというニュースをきいたクイーンは、さっそく猫をうばう予告状を出して、ケニアへとむかう。擬態の研究成果を某国に売りわたそうともくろむ科学者兄弟、それを阻止しようとするホテルベルリン、さらには探偵卿たちがケニアに集結。サバンナでの大バトルのすえに、クイーンは獲物を手にすることができるのか―!?小学上級から。

【著者紹介】
はやみねかおる : 1964年、三重県に生まれる。三重大学教育学部を卒業後、小学校の教師となり、クラスの本ぎらいの子どもたちを夢中にさせる本をさがすうちに、みずから書きはじめる。「怪盗道化師」で第30回講談社児童文学新人賞に入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ユメ さん

    いつものようにくすっと笑える小ネタも満載なのだけれど、今回はそれ以上にはやみねさんからのメッセージに考えさせられた。擬態する猫ニニが文太の「世界をこわしたい」という願いを叶えるのを阻止しようとする怪盗クイーンや探偵卿マライカたちの姿を見て、胸が痛んだ。私は、子どもたちに責任を持って「この世界は楽しい」と言える大人だろうか。ひとつ言えるとしたら、本のページを開けば怪盗や名探偵が赤い夢を見せてくれるこの世界は、そう悪いことばかりじゃない。それが、はやみね作品を読んで育った大人の読者の、正直な気持ちだ。

  • みなみ さん

    今回の獲物は、ケニアで発見された新種の擬態する猫。科学者兄弟やホテルベルリン、探偵卿たちがケニアに集結して、いつものように騒がしい形に。日本の若者について、毎日何となく生きていると評されているのは当たっていると思うし、将来の夢や目標を持とうにも、なかなか難しい国とされているのは切ない。児童書だけれど、子供たちの幸せを願うあたたかい言葉も沢山出てきて、気持ちよく読了。

  • ほたる さん

    クイーン、ツイッターを始める。SNS上での若者たちが抱える問題、新たな探偵卿を小学校教師として登場させたことに伝えたいことがあると思った。常連メンバーがケニアに集結し、いつものようにわちゃわちゃしながらとんでも展開になるのが面白い。ヴォルフとローテがややこしくなったままだけど、果たして……

  • 紫伊 さん

    幼いころから大好きなシリーズ。ずいぶん大きくなったけれど、楽しめるこのシリーズは貴重だと思います。キャラクターの魅力はもちろんのこと、大人もドキリとすることを描いているところがすきです。

  • UK さん

    期待通り、おもしろかった! 久しぶりに怪盗クイーンの世界を楽しめて、本当に良かった。特に、登場人物たちの何気ない会話の1つ1つがよく噛み合っていておもしろく、噴き出してしまうことも何度となくあった。マライカの願いは、はやみね先生の願いでもあるのではないか、と考えさせされた。早く続刊を出してほしい!

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はやみねかおる

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。第61回野間児童文芸賞特別賞受賞

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