つげ義春 夢と旅の世界 とんぼの本

つげ義春

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106022548
ISBN 10 : 4106022540
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
160p;22

内容詳細

不気味、だけどクセになる。あの名作の原画も初公開!


1960〜70年代、マンガの常識を打ち破った「ねじ式」など4作を、描かれたままの姿=原画で堪能。全国を旅して撮った写真からは、失われた侘しい日本がにじみでる。「いま」を語る4時間ロング・インタヴューも充実のデビュー60周年記念保存版! 「この本は買っても買わなくても後悔するでしょう」(つげ義春)


2014/09/1 9発売予定


つげ義春 ツゲ・ヨシハル
マンガ家。1937年、東京都生れ。小学校卒業後、メッキ工場などで働き、1954年にマンガ家デビュー。貸本マンガを経て、1960年代後半から1970年にかけて「月刊漫画ガロ」に発表した諸作は、マンガ史の画期をなす。1987年以降、新作は発表していないが、その作品群は新たな世代のファンを生みつづけている。


山下裕二 ヤマシタ・ユウジ
美術史家・明治学院大学教授。1958年、広島県生れ。東京大学大学院修了。主な著書は『室町絵画の残像』(中央公論美術出版)、『岡本太郎宣言』(平凡社)、『日本美術の二〇世紀』(晶文社)など。『日本美術応援団』(ちくま文庫)他、赤瀬川原平とのコンビによる活動でも知られる。


戌井昭人 イヌイ・アキト
作家。1971年、東京都生れ。パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」で脚本と出演をつとめる。2008年より小説も発表し、2014年には『すっぽん心中』(新潮社)所収の同題作で川端康成文学賞受賞。著書は他に『まずいスープ』『ひっ』(ともに新潮社)、『どろにやいと』(講談社)など。


東村アキコ ヒガシムラ・アキコ
マンガ家。1975年、宮崎県生れ。2007〜2011年連載の『ママはテンパリスト』(集英社)でブレイク、『海月姫(くらげひめ)』(講談社)で2010年度講談社漫画賞少女部門受賞。他の代表作に『主に泣いてます』『メロポンだし!』(ともに講談社)、『かくかくしかじか』(集英社)などがある。




【著者紹介】
つげ義春 : マンガ家。1937年、東京都生れ。小学校卒業後、メッキ工場などで働き、1954年にマンガ家デビュー。貸本マンガを経て、60年代後半から70年にかけて「月刊漫画ガロ」に発表した諸作は、マンガ史の画期をなす。87年以降、新作は発表していない

山下裕二 : 美術史家・明治学院大学教授。1958年、広島県生れ。東京大学大学院修了。赤瀬川原平とのコンビによる活動でも知られる

戌井昭人 : 作家。1971年、東京都生れ。パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」で脚本と出演をつとめる。2008年より小説も発表し、2014年には『すっぽん心中』(新潮社)所収の同題作で川端康成文学賞受賞

東村アキコ : マンガ家。1975年、宮崎県生れ。2007〜11年連載の『ママはテンパリスト』(集英社)でブレイク、『海月姫(くらげひめ)』(講談社)で2010年度講談社漫画賞少女部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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これは永久保存版として、何度も読み返して...

投稿日:2021/06/21 (月)

これは永久保存版として、何度も読み返している本です。つげ先生が作品を描くことはもうないでしょうから、せめてこういう特集を組んでいただければ、ありがたいと思います。隠れつげファンはきっと多いと思います。

やすじい さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • 現在葬送のフリーレンのコスプレ中・寺「葬送のフリーレンて何や!」 さん

    私がつげ義春の名前を知ったのは十代の頃、みなもと太郎の漫画『風雲児たち』で、柘植という名字の武士が林子平を必殺するめ固めするシーンだった。その注釈には「根暗漫画の元祖」と書いてあった様な気がする。以来気になっていた。水木しげる『昭和史』にも水木家のアシスタントに来ていた登場人物だった。水木が一目置いているのがわかった。その頃既に伝説的な人だったのだ。二十代の頃、竹中直人監督『無能の人』の映画化でつげ漫画があちこちから出た。ブームにまかせ次々に読んでいった。代表作はやはり衝撃的だった(続く)。

  • ホークス さん

    2014年刊。『ねじ式』で知られる漫画家、つげ義春氏のビジュアルガイド。美術史家の山下裕二氏にとっては、日本美術史上で最も好きな作家。「観光地でない田舎の町を何時間でも歩いていられる」感覚が、つげ作品には通底すると言う。いやあ分かる。つげ氏が語る「リアリズムとは?」にも得心した。世の中や主観が作り出す「意味」に縛られず、現実世界をそのまま直視するのがリアリズム。自意識からの解放、宗教的な悟りにもつながる。自由になりたいと感じる時、本当はこの境地を欲しているのだと思う。『ねじ式』などの原画掲載も嬉しい。

  • あたびー さん

    「ねじ式」「外のふくらみ」「紅い花」「ゲンセンカン主人」が、原稿のまま掲載されている。セリフは貼り付けてあって、テープのあとまである。どうホワイトを入れてあるかも分かる。大学教授の山下氏との対談は突き抜けている。いかにも私たちが想像するつげのパーソナリティそのもので笑ってしまう。大のつげファンだという東村アキコ氏のつげ作品ごっこは楽しそうだ!つげが70年代に旅先で撮った写真は既に貴重な昭和の記録になっている。そんな田舎へ出かけて写真を撮る人などいないだろうから。

  • 紫羊 さん

    つげ義春の作品を読むとき、普段ねむっている細胞が揺り起こされるような気がする。妙に神経に障る。悪い夢を見そう。でも止められない不思議な魅力がある。25年以上休筆している著者への4時間にわたるインタビューでは、いかにも、というのか、意外にもというのか、最後にさらっと触れられていた著者の近況が心に沁みた。

  • リッツ さん

    子供の時から長く愛読している。有名人のファンたちが熱くその愛を語っていたが、私にもわかる感じ。風景に状況にふとつぶやいていた、こころのなかで、あの台詞を。その気持ちになっていた。浸透してしまっていたそれは限りなくリアルでいて陶酔を呼ぶ。うんうん、知ってる、知ってる、何度も読んだ、の果てに、え?うそ!知らない、読んでないが出てきたのでウロウロしてしまった。「夢日記」不覚にも未読「外のふくらみ」こわいリアルな夢の世界。

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つげ義春

1937(昭和12)年、東京葛飾生まれ。小学校卒業前後から中華屋、メッキ工などアルバイトや職を転々とし、職業として漫画家を目指す。1955(昭和30)年に単行本『白面夜叉』で本格デビュー。貸本漫画を経て、1965年から「月刊漫画ガロ」に発表した諸作で漫画界芸術界に衝撃を与える。連作「無能の人」をはじ

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