怪談五色 呪葬 竹書房文庫

つくね乱蔵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801905399
ISBN 10 : 4801905390
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
223p;15

内容詳細

実話怪談の猛者五人が織りなす贅沢にて忌まわしい「怪談五色」第三弾。不可思議で絡みつく怪異を放つ、つくね乱蔵をはじめ、現実か錯覚か狭間で揺れる怪異体験を綴る黒史郎、読み手を煙に巻きながら怪異のど真ん中に引きずり込む伊計翼、淡々とした語り口に禍々しさを潜ませる朱雀門出、「怪談売買所」なる取材ライブを持ち込んだ黒木あるじ。濃度湿度彩度とさまざまな怪談をご堪能あれ。

目次 : つくね乱蔵(腐り人形/ 招き猫/ 寒い寒い/ 行列ができる人/ 遺影/ コウノトリ/ あの日、村であったこと)/ 黒史郎(葬儀忌話/ 連れてこ/ 悪戯しにきた/ ごっこ/ 不可解なキャンプ/ 余所の家の麦茶)/ 伊計翼(溢れる怪異、あるいは堕ちる世界)/ 朱雀門出(オーグリーンは死にました/ なめ兄さん/ らっきょ/ ワタシが愛してる/ 図書室/ 犬の首/ じっと待つ/ 邪童流言/ 俺の顔って…)/ 黒木あるじ(再・怪談売買録/ さきまわり/ 命名/ もっていけ/ 影/ ふりかえると/ 立つ老人/ 死ぬのは良いぞ/ 痕跡/ 織物幽霊/ むかで/ けむり/ ほくろ/ ちからあるひと/ 風景)

【著者紹介】
黒木あるじ : 2009年、第7回ビーケーワン怪談大賞佳作受賞。同年、第1回『幽』怪談実話コンテストで「ブンまわし賞」受賞。『怪談実話震』で単著デビュー以降精力的に執筆している

黒史郎 : 2007年「夜は一緒に散歩しよ」で第1回『幽』怪談文学長編部門大賞受賞

朱雀門出 : 2009年「今昔奇怪録」で第16回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞

伊計翼 : 大阪・十三から東京・四谷に活動の拠点を移した実話怪談蒐集団体「怪談社」。専属書記として怪談の記録と執筆を担当

つくね乱蔵 : 「超‐1/2007年度大会」で才能を見いだされ、2008年『恐怖箱蛇苺』で共著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    実話怪談集。五人による共作だが、どれもこれも各人の個性が出ていて、滅茶苦茶レベルが高い。つくね乱蔵は田舎独特の暗い土俗を描いていてとても好みだし、黒史郎は葬儀縛りという珍しいスタイル。伊計翼は漫談読んでるつもりで気を抜いたら怪談で震えているというソローキンみたいな体験出来るし、朱雀門出は相変わらず淡々とした文体の中に凄みを見せつけてくる。トリの黒木あるじは怪談売買所、オチで手腕を見せつけてくれる。漫然と何人もの怪談を集めただけの本が多い中で、久々に怪談アンソロジーというものを目の当たりにした気がする。

  • 澤水月 さん

    全体面白。トリあるじ氏凄すぎ本文2行で凍る、むかで。死ぬのは良いぞ、そう来るか感、狂人ものも文句無し。短い中どんだけ文体持ってるの…そうか分裂するから膨れてたのか(ぼそ)。黒氏のごっこ凄まじい!朱雀門氏のオーグリーンは超面白いし聞いて回りたい!図書室もらっきょも素晴らしく掴み所ない系たまらなく不安。伊計氏怪談部は好き、まだ読みたい。つくね氏のコウノトリ、あの日村で…最高!だけに、初めの一編が物凄く惜しい筆者でなく編集事故?…映画でいうイマジナリーライン変で人物書き違い増減?混乱。落としてもいいほど残念

  • のりすけ さん

    「オーグリーン」は「テレビのマジックショーで人体切断してたら…」を彷彿させる不気味さが良い。伊計翼さんがアホで面白かった。キアヌ愛。黒史郎さん、内容は面白いのに、如何せん文章のリズムが全く合わず「何を言うてはるんぇ?」となるのが難点。

  • マツユキ さん

    朱雀門出さんの『オーグリーンは死にました』が、読みたくて。実話怪談はそんなに読んでいるわけではないんですが、安心?の顔触れ。タイトル通り、5人それぞれの色があります。恐い、毒がある、不思議、良い話?バランスが良いと思いました。

  • hannahhannah さん

    怪談五色シリーズ第三弾。初っ端からつくね乱蔵。生きてる人間たちのクズすぎる所業と怨霊の強烈な祟りの「遺影」が凄かった。人間がクズすぎて、幽霊はおまけみたいなもの。黒史郎は不可解な話が多かった。「不可解なキャンプ」はタイトル通り、不気味で不可解な話。伊計翼はエッセイ苦手なので、飛ばした。朱雀門出はネタは一番ユニークだったけど、語り口が淡々としていて怖くない。「らっきょ」なんか、他の作家が書いたらエグくなりそう。黒木あるじは五色シリーズにおける彼の仕事では一番良かった。第一弾のときもだったけど、変なおばさん寄

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