黒き川 ビームコミックス

しりあがり寿

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784047302419
ISBN 10 : 4047302414
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
追加情報
:
191p;19

内容詳細

天才が、足かけ5年に渡り描き続けてきた多重螺旋アンチ長篇ロマン、ついに衝撃の単行本化開始!

未来を託された「最後の少年」は、人々の罪を巡る旅に出る…。

天才しりあがり寿が、そのすべての才能を賭けて紡ぎ出し、世界へと解放した反長篇ロマン、月刊コミックビームで足かけ5年に渡り発表された多重螺旋連載作が、ついに驚愕の単行本化開始。

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 猫丸 さん

    順番がわからなくなってきたが、21世紀しりあがり作品は相互に参照を要求する面倒な構造になったらしい。一貫する流れは「何が善で何が悪かを考える」こと。食物資源の浪費やら引きこもりやら、時事的イシューを放り込むことで現代感を維持しつつ、宗教の根源を疑う試みか。本作は純粋なる子供幻想を押し通すことで困難が打倒されるかに見える物語。これは確実に裏切られるパターンである。

  • ビッケ さん

    黒き川を渡ると行ったきり行方知れずの父親を探して、自らも黒き川を渡る少年の話(多分)。しりあがり寿さんといえばヒゲのOLとか薬中の弥次喜多とか、どの層を狙ったピンポイントなのそれはって感じが面白くて話題にされがちだけど、こういうのも好きだ。めちゃくちゃな話なのに読み終わったあと何某かが心に残るのが凄い。はみちんには思うところがある。

  • かながわ さん

    四コマしかしらず…これが寿さんの本気か!ハチャメチャで意味深で読みやすくて何より面白い。二重人格並みに画を使い分けるのすごいわぁ。

  • ニッポニア さん

    ぐるぐるとマグマは沸き踊っていて、今にも噴き出しそうに様子をうかがっている。作者はそのふちで一輪車に乗り鼻歌を歌っている。まったくひやひやする。

  • 杉浦印字 さん

    おそらくはダンテめいた地獄行の物語で、生命力と清廉な魂をもつ少年が悪魔の欺瞞(?)を破壊し進んでいくのは迫力でも理屈でも満足。思いもよらない物語の接続と、それが激化するラストには否が応でも全編読みたくなる。

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人物・団体紹介

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しりあがり寿

1958年静岡県生まれ。漫画家。1985年『エレキな春』(白泉社)でデビュー。パロディを中心とした新しいタイプのギャグ漫画家として注目を浴びる。「死」をテーマとした作品、幻想的あるいは文学的な作品や実験・前衛的な作品、新聞の風刺4コマ、長編スペクタクルなど、独自の世界観で様々なジャンルの漫画を描き続

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