眉山 幻冬舎文庫

さだまさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344409415
ISBN 10 : 4344409418
フォーマット
出版社
発行年月
2007年04月
日本
追加情報
:
16cm,224p

商品説明

母はなぜ自分に黙って献体を申し込んだのか?母の命が尽きるとき、娘は故郷・徳島に戻り、毅然と生きてきた母の切なく苦しい愛を知る。 『精霊流し』『解夏』に続く、感動の長篇小説。

内容詳細

東京で働く咲子は、故郷の徳島で一人暮らす母が末期癌で数ヶ月の命と告知される。徳島に滞在し、母を看取ろうと決心した矢先、咲子は母が自分に黙って「献体」を申し込んでいたことを知る。それはなぜなのか?やがて咲子は、まだ会ったことのない父の存在と、母の想いに辿り着く―。毅然と生きてきた女性の切なく苦しい愛が胸をうつ長篇小説。

【著者紹介】
さだまさし : 1952年長崎市生まれ。國學院大学中退後、72年に「グレープ」を結成、「精霊流し」「無縁坂」などが大ヒットする。グレープを解散後、シングル「線香花火」でソロデビュー。2001年、初小説『精霊流し』がベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    徳島で育ち東京で働く咲子。家族は徳島で飲み屋の女将をしていた母の龍子。父は分からない。母は神田出身の正義感の強い江戸っ子だ。母の愛、そして母を慕う人達の愛情、母娘の愛情に感動しました。咲子は入院する母の病状の悪化の連絡を受け、徳島に戻る。阿波踊りのお囃子のなか、最後まで命を全うする母の夏が始まる。龍子の正義感、他人に対する隔てない愛情、徳島で生きる理由、そして龍子から受けた恩や愛情をしっかりと返す人々の姿に私は涙した。最後まで大切な命を全うする大事さを、改めてしみじみと噛み締めた。胸を打つ感動作です。

  • やすらぎ🍀 さん

    病院のバス停の前で、咲子はとうとううずくまって泣いた。…家族、仕事、思い出、真実。頭では理解していても、いざ直面すると何もできなくなる。逃避できない現実に向き合うには、私自身の強さがいる。…震える冷たい手を包み込むものがほしい。母の愛は知れば知るほど深くなる。「通り抜け無用で通り抜けが知れ」…私のことを何でも見抜いている。一番近く一番長く居てくれた人。…稲光とともに雷鳴が響く。窓を打つ激しい雨音が心地よい。…母を胸にしまう。胸がいたい。胸が鳴る。揺れ動く心情に眉山を見る。母の想いが少しは分かった気がした。

  • hiro さん

    さだ作品を読むのは『Story Seller3』の短編以来2作目だが、残念ながらその短編は好きではなかった。その後映画『眉山』を観てすぐにこの本を買ったが、その後は積読本となっていた。今回小説『眉山』を読んでみると、知らない土地に来て咲子を産み育て、最後は献体をしようとする‘神田のお龍’の愛と生き方は本当にかっこいい思った。3年以上前に映画を観たとき、龍子を演じた宮本信子は適役だったと感じたことを思い出した。そしてもう一つ、徳島を舞台に選び、阿波踊りをうまく使ったことも、この作品を成功させた理由だと思う。

  • とし さん

    さだまさしさん、2冊目。それは「夢草会」からの書き出しで始まる、毅然とした人生を生き抜いた「神田のお龍さん」そこには、別れた夫への愛があり、母として娘への愛が、切なくて苦しくてしかし思いやる愛が、胸熱くなり、心にしみ何時までも心残る物語でした。

  • テンちゃん さん

    『幸せですか今!一番大切な人は誰ですか!』⇨徳島\(´▽`)/阿波踊り(^0^)尾山⇨母、龍子の毅然とした生き様(*>_<*)ノ末期癌!⇨仕事を休職(。•́︿•̀。)母に寄り添う娘、咲子!⇨よみがえる母の記憶!(⊙.⊙)30数年前⇨篠崎と母との間に生まれた咲子!(´•ω•`;)まだ会えぬ父親の存在!⇨深い愛情!。°(°`ω´ °)°。覚悟!⇨最期の時!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)『1文字1文字に込められた想いが涙となって溢れる!』『愛が詰まった一冊!』傑作作品。☆(。-_-。)4.7

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