日の鳥 2

こうの史代

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784537261479
ISBN 10 : 4537261471
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
追加情報
:
128p;21

内容詳細

「あの日」を境に妻は姿を消した―。彼女を探して、雄鶏の旅は続く。震災を生き延びた樹に、誰も住まぬ民家の窓に、復興に向かう工事現場に、懐かしい面影をただ求める。静かな筆致に優しいユーモアを添えてあなたに紡ぐ、物語。週刊漫画ゴラクの連載に描き下ろしページを加え、震災から5年の東日本の姿を穏やかにぼおるぺんで描く―

目次 : 東日本大震災について/ 2年8ヶ月後の山元・多賀城・塩釜/ 2年11ヶ月後の山田・釜石/ 3年後の銚子/ 3年2ヶ月後の水戸・大洗・東海/ 3年4ヶ月後の相馬・南相馬・福島/ 3年6ヶ月後の花巻・大槌・釜石/ 3年9ヶ月後の石巻・女川/ 3年11ヶ月後の釜石・大船渡・陸前高田/ 4年後のいわき/ 4年2ヶ月後の亘理・東松島/ 4年2ヶ月後の仙台・名取/ 4年3ヶ月後の東海/ 特別描き下ろし「小さな世界」

【著者紹介】
こうの史代 : 1968年生まれ。広島県出身。代表作『夕凪の街 桜の国』(双葉社)で第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    こうの史代さんが東日本大震災の被災地を廻りスケッチをしてゆく。第二巻である。ともすれば震災の事が忘れられてしまいそうな中、被災地に住む者としてこのシリーズは有り難いと思う。徐々に復興が進む地域と側に残る震災の傷痕。私の通勤路の福島駅も出てきます。飯舘村も除染の様子が出てきます。その通りです。なかなか先が見えないのです。描き下ろしの「小さな世界」で人間が眠っていたウランを原発で利用し、事故の結果撒き散らされたセシウムが描かれています。苦しくも物悲しい。次巻で完結。どんな締めくくりになるのか気になります。

  • 美登利 さん

    明日で震災から6年。被災地を訪れ、スケッチを続けるこうのさん。おんどりの目となり、その風景を描きつづけているようです。妻を探す旅に出たおんどりは各地の変化と風化を私たちに教えてくれます。ここ一週間くらい震災関連のニュースが増え、明日は特集も組まれることでしょう。避難解除が来月にされる地域もあると聞いています。最後の描き下ろしを見ると、完全に安全とは言えないと感じてしまいます。何が正しくて何が間違っているのだろう、答えはなかなか見つからない。

  • えちぜんや よーた さん

    特別書き下ろし「小さな世界」について。こうの先生のセンスがキレキレw 日常の細部にこそ神が宿るという考え方が原子レベルの世界にまで到達して、親しみのある絵柄で分かりやすく表現されている。本当に絵を描くのが好きなんだなぁ。

  • 馨 さん

    奥さん探してもはや3年。前作よりも月日が経った分町の様子も変わっています。でも変わらない風景や変わらない思いもまだそこには残っているのだとよくわかります。ちょこちょこ出てくる日の鳥からのクイズも可愛い。

  • こばまり さん

    特別書き下ろし「小さな世界」は原子力の仕組みについて、これまでで最も理解が深まるものだった。おしまいに「できれば三巻までついて来ていただきたい」との一言。ついて行きますとも日の鳥さん。奥様はきっと火の鳥。

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人物・団体紹介

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こうの史代

1968年、広島県生まれ。漫画家。95年『街角花だより』でデビュー。おもな著作に『日の鳥』(文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品)、『ぼおるぺん古事記』(古事記出版大賞稗田阿礼賞受賞)、『この世界の片隅に』(文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞)、『夕凪の街 桜の国』(文化庁メディア

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