加古里子 (かこさとし)

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しんかんせんでも どんかんせんでも

加古里子 (かこさとし)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784835454801
ISBN 10 : 4835454804
フォーマット
出版社
発行年月
2017年07月
日本
追加情報
:
33p;22

内容詳細

「かこさとし◆しゃかいの本」シリーズ、復刊第3弾!
夏休みにピッタリ!鉄道好きにおススメの1冊です。

2017年に『だるまちゃん』50周年を迎えた、かこさとし先生。
そのかこ先生が、今から30年あまり前に描いた「かこさとし◆しゃかいの本」シリーズの1冊。昨年には同シリーズの『こどものとうひょう おとなのせんきょ』が大きな話題となりました。
今回復刊するのは、速い新幹線のいいところと、ゆっくりペースのローカル線のいいところを楽しく描いた絵本です。

お母さんと一緒に岩手のおじいちゃんの家に行くことになった、てっちゃん。
てっちゃんは新幹線(しんかんせん)に乗り込みます。速い新幹線を走らせるために働く人々や、乗客のために働くたくさんの人々、またお母さん・お父さんの世代には懐かしい食堂車も登場!
岩手の駅に着いて、今度はお迎えのおじいちゃんと一緒にローカル線(どんかんせん)に乗り換えです。
都市から都市へと走る、しんかんせん。都市と遠く離れた住まいを結ぶ、どんかんせん。どちらも大切な役割をもっていることが、良くわかる1冊です。

遠く離れた地方に住む人びとの生活と、都市を結ぶキズナとなっていた支線は、経済的に赤字だからとして、廃止されようとしています。
恐ろしいことは育児や教育の場でも新幹線が讃えられ、鈍カン線は見すてられているという事です。
かこさとし

※カバー画像は原本のものです。
※本書は、1983年・童心社刊『かこさとし・しゃかいの本 しんかんせんでも どんかんせんでも』を復刻するものです。

【著者紹介】
かこさとし : 1926年、福井県武生市(現越前市)に生まれる。東京大学工学附在学中より、地域の教育文化活動に参加。民間会社勤務のかたわら「だむのおじさんたち」「だるまちゃんとてんぐちゃん」シリーズなどの代表作を発表。47歳で退職後は、創作活動に専念する。科学絵本や伝統の遊びを紹介する本も手がけ、これまでに600冊以上の本を刊行。2008年に菊池寛賞を受賞。2013年、福井県越前市に著作やゆかりの品を集めた「かこさとしふるさと絵本館〓(らく)」が開館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たまきら さん

    踊り子号に乗って伊豆へ行き、鈍行で三島まで戻り新幹線で帰宅した週末後、ずっと積んであったこの本に娘が気づきました。タイミングって本当に面白いなあ。本の旅は岩手でしたが、岩手に新幹線で行ったことがある娘さんは大喜び。電車がないその先、にも興味が向いたようで、色々と解決方法を考えて楽しそうでした。

  • おはなし会 芽ぶっく  さん

    新幹線は世界に誇れる技術ですが、痒いところに手が届くような在来線は無くてはならないもの。利用者の少ない駅は廃駅になってしまう現状ですが、必要としている人には別の移動手段を確保してほしい。田舎では買い物難民や通院難民がいるんですよ。この絵本は少し古さも感じましたが、あとがきの育児や教育の場の例えに、現状とマッチしていると思います。 【SDGs9 産業と技術革新の基盤をつくろう(乗り物 汽車・電車一般 新幹線)】

  • 遠い日 さん

    初出は1983年。どうりで懐かしい新幹線が登場するわけだ。おばあちゃんのお見舞いに岩手まで、お母さんと向かったてっちゃん。新幹線の中のようす、新幹線から見える景色。在来線に乗り換えてからの車内のこと、もったりしたスピード感の違いを肌で感じるてっちゃん。列車の旅のおもしろさは乗ってみないとわからない。

  • Midori Matsuoka さん

    岩手のおばあちゃんのお見舞いに新幹線と「どんかんせん」(鈍行列車)に乗るてっちゃんのお話。てっちゃんの乗る新幹線やそこで働く人々が描かれている。 1983年に刊行された本なので、情報が古い部分もあるけれど、鉄道の重要性や携わる人々の努力は変わらないと思う。 あとがきで著者のかこさとしさんが地方のどんかんせんが廃止されていくことを憂えた文章にハッとさせられた。 「恐ろしいことは育児や教育の場でも新幹線が讃えられ、鈍カン線は見すてられているという事です」 40年以上経った今、この問題は解決しているのかなあ。

  • 紅生姜 さん

    速ければいいってもんじゃないけど、速さは必要。がたんごとんとローカル線に乗っての旅もまた最高。どちらの列車にも温かい目線で、その大切な役割を教えてくれる社会絵本。最後の最後まで創作意欲の衰えなかったかこさんに、敬意を表して、改めてたくさんの絵本を読み返しているところ。こんなすごい人はもう二度と現れないかもしれないな。

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加古里子 (かこさとし)

1926年、福井県に生まれる。東京大学工学部応用化学科卒業。工学博士。技術士(化学)。絵本作家。児童文化の研究者。出版を中心に幅広く活躍し、作品は『からすのパンやさん』を代表する「かこさとしおはなしのほん」シリーズ、「だるまちゃん」シリーズなど600点余。菊池寛賞受賞、日本化学会より特別功労賞、越前

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